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[オーシャン杯]2ゴールの名古屋FP森岡「大事なところで点が取れれば」

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[5.23 オーシャン杯 名古屋8-6ミキハウス 小田原]

 カテゴリーの異なる相手との試合は、どちらにとっても難しいものだ。カテゴリーが下のクラブにとっては、地力の異なる相手との試合になり、カテゴリーが上のクラブにとっては『勝って当たり前』と見られる試合になるからだ。

 Fリーグで7連覇を達成した名古屋オーシャンズも、オーシャン杯の準々決勝で対戦したミキハウスフットサルクラブに苦戦を強いられた。それでも、終盤には王者たる所以を見せつけ、最終的には8-6で勝利。残り時間1分を切ってFP森岡薫が決めた2ゴールで、4強進出を決めた。

 名古屋は、これまでのシーズンとは異なり、大きな補強の動きがなかった。リーグ8連覇に挑むチームの仕上がり具合は気になるところだが、「今の段階では、何とも言えない」と、森岡は言う。

「すべてのチームが主力を使っているわけではないし、まだ今の段階では『今季はこのチームが良い』とか、『名古屋が良い』とか、そういうことは測れない。僕らはいつも通りに戦うだけ。(ラファエル・)サカイがケガの影響で出られないけど、その分、若手にはチャンスが与えられるから、そこを生かさないとね。それは名古屋に限らず、他のチームも。何試合か見た感じだと、町田は若手が生きいきとやっていて良さそうな感じはするけど、昨日は打ち合いだったしね。何とも言えないよね」

 日本代表のスペイン遠征中にヒザを痛め、AFCフットサル選手権の決勝でも後半途中からはピッチに立てなかった森岡にとっては、試合勘を取り戻す良い機会でもある。

「まだヒザが万全じゃないから、この大会について、あまり強気には言えないね。『絶対に勝つ』というより、『勝ちたい』という感じかな。でも、今日の試合みたいに大事なところで点を取れれば、チームに貢献できるからね。それと並行して、コンディションを上げていきたいと思います」と言い、右膝をさすった。

(取材・文 河合拓)

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