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[オーシャン杯]延長の末に名古屋が大阪を下し、7大会連続決勝進出!

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[5.24 オーシャン杯準決勝 名古屋7(延長)4大阪 小田原]

 オーシャン杯は24日に準決勝を行い、第1試合では名古屋オーシャンズシュライカー大阪が対戦した。5連覇を目指す名古屋は試合終盤までリードをしていたが、残り28秒で大阪がオウンゴールから同点に追いつき、試合は延長戦へ。延長戦は激しい点の取り合いとなったが、4点を挙げた名古屋が7-3で勝利し、7大会連続の決勝進出を決めた。

 序盤からボールを保持する名古屋は、前半3分にFP前純内マティアス・エルナンが左足でシュートを放つが、ボールは右ポストを叩き、得点を挙げることはできない。対する大阪もエースのFPヴィニシウスが積極的にフィニッシュを放つが、GK篠田龍馬のセーブに阻まれる。

 互いに譲らない展開の中、前半16分には名古屋が先制点を挙げる。FPシンビーニャからの縦パスをPA内で受けた前純内が左足でシュート。これが右サイドネットに決まり、名古屋が1点を先行した。同18分には大阪もセットプレーから決定機をつくったが、ヴィニシウスからのシュート性のパスに、FP江口孝一も合わせきれず。前半は名古屋が1点をリードして折り返した。

 後半の立ち上がり、大阪は波状攻撃を見せてシュートを放ったが、名古屋の選手たちも体を張ったブロックを見せて、得点を許さない。後半3分にはFPペドロ・コスタの縦パスを受けたFP渡邉知晃がヒールキックでゴールを決め、名古屋がリードを2点に広げた。

 苦しい展開となった大阪も、後半6分にFP村上哲哉が高い位置でボールを奪い、そのままシュート。これがゴールに決まり、1点を返した。同9分にも大阪は中盤でボールを回収すると速攻に出る。両チームの選手が名古屋ゴール前に入り込んだが、最後は江口がボールをゴールに押し込み、同点に追いついた。

 追いつかれた名古屋は、勝ち越しゴールを狙って猛攻を仕掛ける。後半16分には右サイドから渡邉が2点目となるゴールを決めて、再びリードした。大阪の木暮賢一郎監督は、すぐにタイムアウトを取り、FP稲田瑞穂をGKにしたパワープレーに出る。残り28秒、その稲田の速いパスがPA内のFP吉川智貴に当たり、ボールはゴールの中へ。土壇場で大阪が同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。

 延長前半4分、CKを得た名古屋は森岡がDFの死角からシュート。GK清家も反応したが、浮き球をシンビーニャがボレーで決める。パワープレーに出た大阪から名古屋は吉川、北原が立て続けに得点を決めて、3点差にリードを広げる。大阪もヴィニシウスが1点を返し、6-4で延長前半を終えた。

 延長後半4分にも名古屋は林のドリブルを中盤で食い止め、無人のゴールにシンビーニャがロングシュートを決めて、勝利を決定づけた。このまま試合は終了し、名古屋が5連覇に王手をかけている。

Match 11名古屋オーシャンズ 7(延長)4 シュライカー大阪
<得点者>
[名]前純内マティアス・エルナン(16分)、渡邊知晃2(23分、36分)、シンビーニャ2(44分、49分)、吉川智貴(44分)、北原亘(44分)
[大]村上哲哉(26分)、江口学(29分)、オウンゴール(40分)、ヴィニシウス(44分)

(取材・文 河合拓)

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