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豪快に、そしてしなやかに、宇佐美2発のG大阪が首位浮上!!

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[5.24 ナビスコ杯第5節 G大阪3-1F東京 万博]

 ナビスコ杯は24日、グループリーグ第5節を行い、万博記念競技場ではガンバ大阪FC東京をホームに迎えた。前半16分にG大阪が先制するも、同33分にF東京が追い付いて1-1で前半を折り返す。後半8分にFW宇佐美貴史のこの日2点目でリードを奪ったG大阪が、同23分に追加点を奪い3-1で勝利してグループ首位に浮上した。

 最初にゴールを脅かしたのはアウェーのF東京。前半11分、ゴール正面で得たFKをDF太田宏介が直接狙うと、ゴールポストを直撃。さらに同14分にはMF武藤嘉紀がゴールを脅かす。このままF東京が主導権を握るかと思われたが、先制したのはG大阪だった。

 前半16分、左サイドを突破したMF大森晃太郎からパスを受けたFW宇佐美貴史が、DFを引き連れながらゴール中央に侵入すると右足を一閃。凄まじい勢いで飛び出したボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、ホームのG大阪が先制に成功した。

 しかし、F東京が前半で同点に追い付く。前半33分、右サイドを突破したFW渡邉千真のグラウンダーのクロスをFW平山相太が体を張ってキープ。平山が落としたボールをMF羽生直剛がちょこんと触って右側に流すと、DF徳永悠平が豪快に蹴り込んで試合を振り出しに戻した。前半終了間際には平山がヘディングシュートを放つが、惜しくもポストに嫌われて1-1で前半を終えた。

 同点で迎えた後半8分に、宇佐美が仰天のシュートで勝ち越しゴールを奪う。中央でボールを受けた宇佐美がMF阿部浩之とのパス交換でPA内に侵入すると、相手DF3人に囲まれながらも華麗なボールタッチで翻ろう。予期せぬタイミングで右足を振り抜くと、ボールはゴールネットを揺らしてG大阪が再びリードを奪った。

 攻撃の手を緩めないG大阪は、後半23分にMF倉田秋のCKをDF西野貴治がヘディングで叩き込んで3点目。さらに同25分には交代出場したFWリンスがクロスバー直撃の強烈なシュートを放つなど、主導権を握って試合を進める。

 ハットトリックを狙う宇佐美はその後もゴールを脅かしたが3点目は生まれず。チームも追加点こそ奪えなかったが、F東京の反撃も許さずに3-1で快勝したG大阪はグループ首位に浮上した。

 鮮やかな2得点で勝利をもたらした宇佐美は「ハットトリックをどん欲に狙いましたが決められなかったので反省です。ただ決勝トーナメント進出に一歩でも近づけて良かったです」と振り返った。


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