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バロテッリ:「もしも僕が白人だったら…」

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「愚か者だけが自分に怒っている」

 イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、自身が黒人であり、「ほかと異なる」ことが周囲には不満なのだと話している。

 先日、フィレンツェのコヴェルチャーノでの代表練習中に、見学者から人種差別的な野次を浴びせられたバロテッリ。『GQ Italia』で、同選手は次のように話している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。

「僕はほかと異なる。それが苛立たせるんだろう。ミスはするし、常にその代償は払っている。でも、僕が白人だったら、ただ罵倒するだけなはずだ。僕に対して怒っているのは、無知な人や愚か者だけだよ」

 バロテッリは野次を受けた際、チームメイトに「こんなことが起きるのはローマとフィレンツェだけだ」と話している。イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、バロテッリへの野次について、受け入れられないことだと強調している。

「100人いたら、99人が彼を応援している。バカげたことを言う者を騒いではいけない。その上で、マリオの反応には人間的だった。肌の色で侮辱されるなど、受け入れられないことだ」


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