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渡独して治療を助けてくれたスタッフに捧げる内田のゴール「実は今日、狙っていた」

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 日本代表は27日、キリンチャレンジ杯でキプロス代表と対戦した。前半43分にDF内田篤人が挙げたゴールで、1-0と勝利した。2014年に入ってからケガに見舞われ、代表入りが危ぶまれた。それでも、スタメンでピッチに立った内田はゴールを挙げて、復調していることを強烈に示した。

 日本代表としては5年11か月ぶり、ザック・ジャパンで初ゴール。守備が第一の仕事であるDFである内田だが、この試合では、ゴールを狙っていたことを明かす。「本当に、ケガをして(W杯に)間に合うか微妙でしたけど、拾ってもらって。実は今日、ゴールを狙っていました。トレーナーの人が足を治してくれて、強くしてくれて。ドイツにも治療のスタッフの人が足を運んでくれていたので、ゴールをした後にベンチの方にも行きました」。

 得点を挙げて、真っ先にベンチに駆けて行き、コンディショニングコーチの早川直樹氏と抱き合った内田。「選手がピッチの上に立っていますけど、スポーツ選手はケガがあるものです。そういう人の助けがあるからこそ、ピッチに立てているので、スポットライトが当たってほしいと思います」と、さいたまスタジアムの大観衆の前で感謝の言葉を口にした。

 4年前のW杯では、直前の練習試合からメンバーを外され、ピッチに立てない悔しい思いをした。その悔しさを、ブラジルの地で晴らす。「ケガするのは仕方がないので。ビビっても仕方がない。またケガをしても治せばいい。思い切ってプレーすることが大事だと思うので、まだ(W杯は)始まっていませんが、しっかり準備していきたいと思います」と、気を引き締めた。

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