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リッピ:「今のイタリアはW杯で優勝したときを思い出させる」

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G・ロッシには特別なエール

 広州恒大のマルチェッロ・リッピ監督が29日、ブラジル・ワールドカップ(W杯)に向けてトレーニング中のイタリア代表を訪問した。ドイツW杯で世界王者となった同監督は、現在のイタリアには当時に似た点があると話している。また、特にFWジュゼッペ・ロッシの活躍にエールを送った。

 2006年のドイツW杯でイタリアを優勝に導き、一方で2010年の南アフリカW杯ではグループステージ敗退という屈辱を味わったリッピ監督。イタリア『スカイ・スポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、同監督のコメントを伝えている。

「私はイタリア代表全員を応援している。だが、特にG・ロッシのことは応援しているよ。彼と話して言ったんだ。イタリア代表を率いていたときに唯一後悔しているのが、南アフリカW杯に彼を連れていかなかったことだとね」

「W杯の優勝候補? ドイツに惹かれるけど、ブラジルにも気をつけなければいけない。イタリアにはドイツ大会のときと似たところがたくさんあると思う。万全のフィジカルコンディションで大会に備え、精神的にも準備しておくことが重要だね。初戦はイングランド? 我々の方が強い。我々にはより優れた武器がある」

 また、リッピ監督はミランの指揮官就任に迫っているフィリッポ・インザーギ監督や、古巣ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督について、次のように述べている。

「インザーギは細部をケアする人だ。例えば食事とかね。それを伝えることができれば、成功するだろう。私の選手だった人たちが20人以上も監督になっている。うれしいね。コンテ? 彼のことを応援しているよ。(アレックス・)ファーガソンのようになってほしい。彼はユヴェントス性を代表しているんだ。もちろん、国際レベルで何か勝ち取る必要があるね」

 イタリアサッカー界の問題の多さに触れられると、リッピ監督はこう述べている。

「中国で仕事していて良かったよ。そう確信するのに、何度となくある野蛮なエピソードは必要ないね。認めるよ。私はもうイタリアで仕事をしない」

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