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“師匠”大久保のゴール嗅覚に刺激を受けた柿谷

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 FW柿谷曜一朗(C大阪)がFW大久保嘉人(川崎F)との“共闘”をあらためて誓った。

 初めて日本代表チームとしてともに戦った27日のキプロス戦(1-0)は、柿谷が先発出場して後半13分までプレー。柿谷と交代でピッチに立ったのが大久保だった。柿谷にとって大久保は心の師匠。同時にピッチに立ったわけではないが、ベンチから見た“先輩”のプレーには、大いに刺激を受けたようだ。

「お互いにプレースタイルは異なるところが多いかもしれないけど、(大久保は)積極性やゴールを取りそうな雰囲気を感じられる選手。僕もそうなりたい」と、さらに見習っていくことを誓った。

 宿舎でも大久保と多くの時間を過ごすことで何かを学ぼうとしている。「こっちでは時間があるのでヒマ。寝たり、嘉人さんと遊んだり、ゲームをしたり」と話すように、リラックスできる間柄でもある。

 成田空港を出発した際に受けた大勢の見送りが新たなパワーを授けてくれたことも口にした。

「日本を出発するときの見送りがとても多くて、期待を背負っているのだとあらためて感じた。プレッシャーよりも、W杯が楽しみでしょうがない」と言葉が弾む。

「サッカーでピッチの選手のコンディションが良くなったり、全員の足が軽くなるための一番のクスリは先制点。そこから90分を通して状況に応じたプレーをしていきたい。W杯は一瞬の隙が勝敗を分ける。90分間で自分が出ている時間は絶対に集中していきたい」と、FWとしての役割にもさらに強く意識を向けている。ブラジルとほぼ同じ時差の米国合宿が始まり、柿谷の目に輝きが増した。

(取材・文 矢内由美子)

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