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ザックJでは初の左SB先発の今野が見せた「驚き」と「覚悟」

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[6.2 国際親善試合 日本3-1コスタリカ タンパ]

「いきなりだった。こっち来る前のミーティングで言われた。正直、驚きはあった」

 左SBで先発したDF今野泰幸(G大阪)は戸惑いを隠せなかった。しかし、そこは“ユーティリティープレーヤー”の矜持。「与えられたポジションの仕事に徹しようと切り替えて」奮闘した。

 立ち上がりから押され、前半31分には先制点を許した。「右サイドが崩された。自分たちでボールを取れたと思ってしまっていた。ポジションが良ければ取られずに済んだ失点だった」

 岡田ジャパン時代の最後のころは右SBをやっていたが、ザックジャパンで先発からSBに入るのは初めてのこと。それでも、自分のやれることはすべてやろうとし、1失点したあとは集中してプレーした。

「いろいろなことを想定しながらやらないといけない。何が起こるか分からない総力戦がW杯。頭を整理して、チームが勝つためにはどこでもやって貢献したい。覚悟しないといけない」

 センターバック、SB、ボランチ。どこでもできる今野がいることが日本の強みになる。

(取材・文 矢内由美子)

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