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FK精度の低下を指摘された本田「大事なところで決めてきた自負がある」

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 確かに不発は続いている。ザックジャパンでの4年間で決めた直接FKは、昨年8月14日のウルグアイ戦(2-4)での一発だけ。最近では5月27日のキプロス戦(1-0)で前半35分にFKのチャンスがあったが、あらぬ方向への大飛球となってしまった。けれども、FW本田圭佑(ミラン)は胸を張った。

「僕には大事なところでFKを決めてきたという自負がありますんで」

 報道陣から「最近、FKの精度が落ちているように見えるが? キッカーの交代もあるのか?」との質問を受けたときだ。本田はまず、「もちろん、ヤットさん(遠藤保仁)が蹴ったほうが良い場面があるなら、今までもそれでヤットさんがゴールを決めてきた。それは変わらない」と、FKを得た位置や状況に応じて本田と遠藤のどちらが蹴るかを選択するという基本姿勢を穏やかに説明。しかし、その後に続いて出てきた言葉は、強気そのものだった。

「確率論から言えば、今までも散々っぱら外してきていますんで。だから、ポンポンポンと外しているからと言って、精度が落ちているわけではない」

 そしてさらに言った。「今までの自分のFKを見たことのない人の発言としか言いようがない。外したときに叩いてくれればいい」

 実際、本田はボールの軌道を計算し尽くした回転をかけるタイプではなく、北京五輪世代の時期や岡田ジャパン時代にゴールを奪っていた無回転シュートに象徴される、予測のつかない軌道を見せるタイプのキッカー。10年南アフリカW杯のグループリーグ第3戦・デンマーク戦(3-1)では、ゴール正面右側の遠目の位置から決めるなど、距離的にもやや離れた場所を得意としている。

「大事な試合で決めてきた」という点に関しても、CSKAモスクワ時代に決めたFK弾には欧州CL決勝トーナメント1回戦のセビージャ戦や、ロコモティフ・モスクワとのモスクワダービーなど、記憶に残るシーンは少なくない。

 果たして、本田が見せた強烈な自負は、ブラジルの地で証明されるか。

(取材・文 矢内由美子)

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