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カズが臨時アンバサダー就任も「代表チームには関わらない」

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 カズこと元日本代表FW三浦知良(横浜FC)が、臨時のJFAアンバサダーとしてW杯開催中にブラジルを訪れることが、5日のJFA理事会で決まった。

 カズは静岡学園1年だった82年に高校を中退してブラジルに単身留学、ジュベントス、キンゼ・デ・ジャウーでプレーした後、86年にサントスFCとプロ契約。その後はマツバラ、クリチーバなどでもプレーした。日本サッカーとブラジルサッカーの強い結びつきの象徴的な存在だ。

 原博実専務理事によると、日本協会は梅田邦夫駐ブラジル大使から、高円宮妃殿下や大仁邦弥会長らとともに日本人団体のイベントに代表選手が参加することを要請されたが、「代表チームが大会中にイベントに出ることはできない」ということで、ブラジルとゆかりのあるカズの派遣案が浮上。カズ本人、Jリーグ、横浜FCと協議して派遣が決まった。

 なお、カズの派遣はあくまで臨時アンバサダーとしてのもの。原専務理事は「今までまったく関わってきていないので、代表チームには関わらない」と説明した。

(取材・文 矢内由美子)
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