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1カ月に渡る熱き戦いが幕を閉じる、「WINNER STAYS 激戦上等」優勝チーム決定!!

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 世界的スポーツブランドであるナイキが世界29都市で同時開催する超攻撃的な変則フットボールマッチ『WINNER STAYS 激戦上等』の決勝ラウンドが、6月7日に表参道の『スパイラル横・特設ピッチ』で開催された。5月10日の開幕から1カ月に渡る熱き戦いが繰り広げられた末、参加1284チームの頂点に立ったのは『フィスコフットサルアレナとしまえん』会場代表として参加した『ZAMAGIC』となった。

 決勝ラウンド当日はあいにくの天候となったものの、会場は熱気に包まれた。表参道駅B1出口から地上に上がると、目の前に『WINNER STAYS FINAL TOKYO』の大きな看板が登場。休日を過ごす人々が思わず足を止めて会場に目を向けると、その先には東京最強チームを決める特設ピッチが姿を現す。決勝ラウンド用の特設ピッチはフットサルコートの半面の大きさで、四方だけでなく上部も囲まれている特別仕様だ。その周囲を多くの観客が取り囲む中、予選ラウンドを勝ち上がった猛者たちが激しい戦いを繰り広げた。

 決勝ラウンド進出チームは自分たちで作成したエンブレムをプリントした、おそろいのTシャツを着て登場する。これは、NIKE Harajuku 3FとサッカーショップKAMO 原宿店2Fで作成できるTシャツのカスタマイゼーションサービスの一環で、各チームが15種類以上あるデザインを組み合わせて、思い思いのエンブレムを作成。オリジナルのTシャツに身を包んで、大一番を迎えていた。

 予選ラウンドを勝ち上がってきたチーム同士の対戦は見応え十分。雨が降り続ける悪条件の中でも、立ち寄った一般客から「この人たちプロ!?」と思わず声が上がるほどの高い技術を駆使したプレーで会場を沸かせる。さらに、決勝ラウンド用に設けられた特設ピッチの特異な環境が、試合を一段とヒートアップさせた。四方と上部が金網とネットで囲まれているためプレーは途切れることはなく、ネット際では体をぶつけ合う激しい攻防が繰り返される。観客はネット越しに試合を観戦しているためプレーヤーの熱を肌で感じられ、「ものすごい迫力。こんなに近くでプレーを見たことがない」と興奮を隠せなかった。

 決勝ラウンド参加16チームを4チームずつに分けてグループステージが行われ、各グループで最も勝ち星を挙げたチームがグループステージを突破。さらに敗者復活戦を勝ち上がった1チームを加えた計5チームがチャンピオンシップ進出を決めた。そして、東京最強を決めるチャンピオンシップ直前に行なわれた『フリースタイルショーケース』が、会場をさらに盛り上げる。鮮やかな照明に照らされたプレーヤーが自慢の足技を披露して、ボールを生き物のように扱う。今まで見たことのないプレーの連続に観客から大きな拍手が送られるなど会場のボルテージが最高潮を迎える中、ついにチャンピオンシップのキックオフを迎えた。

 参加1284チームから5チームに絞られたチャンピオンシップは、今まで以上にハイレベルな戦いが繰り広げられる。1つのチームが連勝を収めて勝ち星を伸ばせば、他のチームも徐々に勝ち星を重ねて、独走を許さない。抜きつ抜かれつのデッドヒートの末、頂点に上り詰めたのは、何と敗者復活戦からチャンピオンシップ進出を決めた『ZAMAGIC』だった。そして優勝チームはラストゲームとして、VVVフェンロFW大津祐樹横浜F・マリノスDF小林祐三、FW伊藤翔、MF熊谷アンドリュー柏レイソルFW田中順也の5人で組まれた『NIKEアスリートチーム』と対戦。惜しくも敗れたものの、現役プロ選手と対戦する夢のような時間を過ごした。

 4対4のGKなしで行われる超攻撃的な変則フットボールマッチを体感したプロ選手たちは、その魅力を語りつつ、11人制のサッカーでも生かせる部分が存分に詰め込まれていると話した。「こういうルールは初めてでした。囲いがあったりGKがいなかったりと新しい試みだと思うし、個人的にはすごく楽しめました」と小林が語れば、田中は「ゴールが見えたら打つというのは、このゲームではすごく大事なところで、それは11人制でも一緒です。ゴールから遠くても打たないと試合は動きませんからね」と話した。さらに、『リスクを冒して攻めることが重要』とうたわれた大会にちなんで大津は、「ドリブルで仕掛けるのはリスクを冒す部分にもつながるし、シュートも打たないと入りません。ボールを失うこと、シュートが外れることを恐れずに今後もプレーしてほしい」と参加者にエールを送った。

『NIKEアスリートチーム』とのラストゲーム終了後、1284チームの頂点に立って表彰された『ZAMAGIC』の4人が勝利の雄叫びを上げる。すると集まった観客からは大きな拍手が送られ、ピッチ上にきらびやかな紙吹雪が舞うなどチャンピオンチームが祝福される中、1カ月に渡って熱戦が繰り広げられた大会は幕を閉じた。


★「WINNER STAYS 激戦上等」
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