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ザックジャパンがイトゥで初練習…突貫工事の“前線基地”に選手も満足

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 日本代表が9日(日本時間10日)、ブラジルでのベースキャンプ地となるイトゥの「スパ・スポーツ・リゾート」で初練習を行った。練習は冒頭部分のみ報道陣に公開され、全23選手とトレーニングパートナー2人の計25選手が参加。ウォーミングアップのあと、ボール回しなどで汗を流した。

 チームは7日夜にブラジル入りし、イトゥの宿舎に到着。前日8日はイトゥ近郊のソロカバで公開練習を行い、この日がイトゥでの初練習だった。

 4月時点で宿泊棟やグラウンドも未完成と、建設の遅れが心配されていた「スパ・スポーツ・リゾート」だが、チームを受け入れる態勢はギリギリで整った。、DF酒井宏樹が「まだまだできてないところもあるけど、部屋や食事会場は完璧」と話すように、一部には工事中といった状況も残るが、選手たちが使用する施設に関しては問題ないようだ。

「もっともっとひどいと思っていたので、全然いい環境。メディアの情報しか知らなかったけど、ポジティブなほうに転がるのはいいこと」と酒井宏が前向きに言えば、GK権田修一も「間に合うかどうかというのは僕らも聞いていた。スタッフの方が月に1回、来てくれていたそうですし、ここまでできたのはいろんな方のおかげ。何の不自由もなく、ストレスなくできている。それだけで満足」と感謝した。

 FW香川真司によると、施設内には卓球台やビリヤード台も用意されているそうで、「部屋も充実している」と笑顔で話した。GK川島永嗣も「スタッフのおかげでここまでになった。集中できている」と話すなど、選手は一様に満足している。W杯初戦まであと5日。選手たちが最高のパフォーマンスを発揮するための環境は整った。

(取材・文 西山紘平)

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