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昨年イタリア戦でゴール&MOM…初戦会場と好相性の香川

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 コートジボワールとのグループリーグ初戦は、昨年6月19日のコンフェデレーションズ杯・イタリア戦(3-4)でゴールを決めたときと同じレシフェで行われる。FW香川真司(マンチェスター・U)にとっては験の良いスタジアムだ。

「スタジアムの相性というのはあると思っているし、自分自身が点を取ったスタジアムというのは常に覚えている。(レシフェの会場は)割と相性がいいと思っている。初戦にそういうスタジアムでできるのは良いこと」

 イタリア戦でのゴールは鮮やかだった。本田圭佑のPKで先制して迎えた前半33分、日本はセットプレーのこぼれ球を拾い、最後は香川が切れ味鋭い反転シュートでゴールを決めた。名手のGKジャンルイジ・ブッフォンが一歩も動けない完璧なゴール。チームが負けたにもかかわらず、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得するほどの強烈な印象だった。

 もちろん香川自身、敗れたことも覚えている。「相性は良いと思っているけど、イタリアに負けているスタジアムでもある。しっかり準備をして、チームとして攻守において勝たないといけない。個人だけでなく皆で協力して戦いたい」と、チームプレーを強調する。

 コートジボワール戦についてはまだぼんやりとしかイメージしていないという。「イメージだけ先行してしまうと、なかなか自分自身のプレースタイルに合わない」というのが理由だ。「初戦で3点取ろうとか、変なことも考えないようにしている。しっかりと準備をして、いつもどおり、自分のスタイルを出せるようにしていきたい」とも言う。相性の良さを自信に、一方で邪心を捨ててコートジボワール戦に臨む。香川のスタイルが決まった。

(取材・文 矢内由美子)

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