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ロンドン五輪スペイン戦勝利の再現狙う山口

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 イメージは2012年ロンドン五輪グループリーグ初戦のスペイン戦だ。新進気鋭のMF山口蛍(C大阪)は「ロンドンでは初戦ですごく良い入り方をして、ベスト4までいけたので、今回もそうなれればいいかなと思う」と力を込めた。

 2012年7月26日、関塚隆監督率いるU-23日本代表はロンドン五輪グループリーグ初戦でU-23スペイン代表と対戦し、FW大津祐樹(VVV)の前半34分のゴールを守り切り、1-0で大金星を挙げた。山口は先発フル出場。「スペイン戦では世界的に名前が知られている選手とやって、自分はまだまだだと差を感じた」と話したが、五輪での6試合を通じて得られた経験は後に生きてきた。

「僕の場合は、クラブ(C大阪)で途中出場だったり、あまり試合に出られなかったときにセキさん(関塚監督)に代表に呼んでもらい、その中で使ってもらえていた。そこで試合経験を積むことができた。Jリーグの経験があまりなく、代表でやって最低限(の試合経験を積んだ)という思いだった。あの経験は大きかった」

 今では「自分のプレーを100%出せたときは海外の選手が相手でもやれたという実感がある」と胸を張る。ロンドン五輪で成長し、ザックジャパンでは大躍進。コートジボワール戦で先発の可能性も高い。クラブで培った基礎を代表で花開かせてきた山口。コートジボワールを撃破し、勢いに乗っていくつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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