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今大会初のドロー…イランとナイジェリアは勝ち点1を分け合う

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[6.16 ブラジルW杯F組 イラン0-0ナイジェリア クリチバ]

 16日、ブラジルW杯F組のイラン代表ナイジェリア代表が、クリチバのバイシャーダを舞台に戦い0-0のスコアレスドローで勝ち点1を分け合った。ナイジェリアがボールを保持しながら試合を進めたがラストパスのところでミスが続き、イランの攻撃も迫力を欠いて低調な試合展開のまま試合終了を迎えた。

 開始早々から攻撃のナイジェリア、守備のイランという構図がハッキリと出た。パスとドリブルを駆使するナイジェリアに対し、イランは防戦一方の展開を強いられる。チェルシー(イングランド)のボランチMFジョン・オビ・ミケルを中心としたパス回しから、3トップの両ウイング、リバプール(イングランド)のFWビクター・モーゼスとCSKA(ロシア)のFWアーメド・ムサがサイドで起点となって攻勢をかける。早速、3分にはモーゼスがこの試合最初のシュートを放った。

 序盤は敵陣までプレスをかけていたイランだったが、ボールを奪えないと見るや、11人が自陣に帰陣し守備の網を張る。一方的に攻めるナイジェリアだが、最後のところで体を張ってピンチの芽を摘むイランを攻略できず、20分を過ぎた頃には攻め疲れの様相を呈する。29分には23歳のセンターバック、DFゴドフレイ・オボアボナが負傷により交代を余儀なくされ、代わって33歳ベテランのDFジョセフ・ヨボが入った。

 両チーム通じて最初の決定期は、自慢の堅守で堪え忍んだイランに訪れる。34分、右CKを得るとFWレザ・グーチャンネジャードのヘディングがゴールマウスを強襲。イランがファーストシュートで先制するかと思われたが、GKビンセント・エニュアマが鋭い反応でゴールを割らせなかった。

 0-0で折り返した後半も依然としてこう着状態が続くと、7分、ナイジェリアは2枚目の交代カードを切り、モーゼスに代えてFWショラ・アメオビを投入し流れを変えようと試みる。

 ボールは保持するものの積極的な仕掛けが見られないナイジェリア。観客からブーイングが飛び出すような展開に、スティーブン・ケシ監督は最後の選手交代。24分、21歳のMFラモン・アジーズが下がり32歳のFWピーター・オデムウィンギーが入った。対するイランのカルロス・ケイロス監督は、33分にFWアシュカン・デヤガーに代わってFWアリレザ・ジャハンバフシュ、44分にFWホスロ・ヘイダリに代わってFWマスード・ショジャエイを投入するも、互いにゴールは遠く、0-0のまま試合終了となった。

 21日に行われる次節、イランはアルゼンチンと、ナイジェリアはボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。


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