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交代策ズバリ!ベルギー、アルジェリアに苦戦も鮮やか逆転発進

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[6.17 ブラジルW杯H組 ベルギー2-1アルジェリア ベロオリゾンテ]

 ブラジルW杯は17日、大会第6日目を迎えた。最後の登場となるH組のベルギー代表とアルジェリア代表の対戦は、2-1でベルギーが逆転勝利を飾った。

 序盤は高いポゼッションを武器にベルギーが試合を支配する。前線のタレント、FWロメル・ルカク、FWエデン・アザールらを中心にアルジェリアゴールに迫る。21分にはMFアクセル・ビツェルが強烈ミドルを放ったが、GKライス・エンボリに弾き出されてしまった。

 アルジェリアも守りを固めながら反撃のチャンスを伺う。すると前半25分、カウンターから左サイドを突破すると、クロスに反応したMFソフィアン・フェグリがDFヤン・フェルトンヘンに倒されPKを獲得。これをフェグリ自らが決めて先制に成功。2大会連続の出場となるアルジェリアだが、得点となると、1986年大会以来、28年ぶり。背番号10を背負う24歳が母国の封印を解いた。

 先制を許したベルギーだが、焦りとは裏腹に、単調な攻めが目立ってしまう。35分にはビツェルがミドルシュートを狙うが、これもGKに弾かれる。44分にはアザールの突破からMFナセル・シャドリがシュートを狙うが、GKの正面を突いた。前半はアルジェリアが1点のリードを持って折り返した。

 後半開始と同時にベルギーはシャドリを下げてFWドリース・メルテンスを投入。同13分にはルカクに代えてFWディボック・オリジ。そして同20分に早くも3枚目のカード、MFムサ・デンベレに代えてMFマルアン・フェライニをピッチに送り込む。より攻撃に厚みを持たせて同点ゴールを狙いに行った。

 すると後半25分、ついに執念が実る。ベルギーは左サイドからMFケビン・デ・ブライネが早いクロスをゴール前に上げる。これをフェライニがバックヘッドで合わせると、クロスバーを叩いたシュートはそのままゴールラインを越える。圧倒的に支配していたベルギーがようやく試合を振り出しに戻した。

 もうベルギーは止まらない。後半35分、カウンターからアザールがドリブル突破。DFを引き付けると、右サイドのフリースペースにラストパス。そこに走り込んだメルテンスが豪快に右足でゴールネットに突き刺す。交代2選手の活躍で鮮やか逆転に成功した。

 マルク・ビルモッツ監督の積極的な采配が実り、白星発進を決めたベルギー。自身も選手として出場したは2002年の日韓大会以来、3大会ぶりの本大会できっちり勝ち点3を積み上げた。


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