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ネイマールが決定機ものにできず…ブラジルはGK神セーブのメキシコとドロー

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[6.17 ブラジルW杯A組 ブラジル0-0メキシコ フォルタレザ]

 17日(日本時間18日)にブラジルW杯A組の第2節、ブラジル代表メキシコ代表が、フォルタレザのカステロンを舞台に激突した。第1節を勝利で飾った両チームによる一戦は、ブラジルが再三にわたって決定機を迎えたが、GKギジェルモ・オチョアに阻まれ続けてスコアレス。0-0で勝ち点1を分け合った。

 ブラジルはレギュラーのFWフッキが怪我のためベンチスタート。代わりにMFラミレスが今大会初スタメンを飾った。

 立ち上がりから両チームとも球際で激しいプレーを見せる。攻守の切り替えが早く、お互いの長所を消し合うように中盤での潰し合いが続き、勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進するこの試合の重要性がうかがえた。

 メキシコは5-3-2の布陣で臨んだが、DFラインは高く設定され、ブラジルは幾度となくオフサイドに。エースのFWネイマールがドリブル突破を試みるが、すぐさま数的優位をつくられてボールを奪われた。それでもこの試合最初の決定機はブラジルの10番のもとにやってくる。前半26分、DFダニエウ・アウベスのクロスからネイマールがヘディング弾を放ち、ボールは枠を捉えたがGKオチョアがゴールライン上でスーパーセーブ。先制を許さない。

 前半終了間際にもブラジルがチャンスを迎え、FKからMFパウリーニョがゴールに押し込もうとしたが、GKオチョアが至近距離でも体を張って死守した。守備で光ったメキシコは、前半に4本のシュートを放ったがいずれもPAの外から。DFチアゴ・シウバとDFダビド・ルイスが立ちはだかるゴール前を攻略することはできなかった。

 攻めあぐねるブラジルは、後半の頭から守備的なラミレスに代えて攻撃的なFWベルナルドを投入した。しかし、後半に主導権を握ったのはメキシコ。サイドを起点にショートパスでブラジル陣内に侵入、最後まで崩しきれないものの、積極的にミドルシュートを放ってブラジルからリズムを奪う。反撃に出たいブラジルは、2人目の選手交代をはかり、1トップのFWフレッジに代えてFWジョーを入れた。

 後半24分、ネイマールに2度目の決定機が訪れる。左サイドバックのDFマルセロのクロスをネイマールがPA内で胸トラップし、左足でボレーシュートを放ったが、またしてもGKオチョアが好守で阻んだ。

 攻勢に出るブラジルに対し、メキシコはFWハビエル・エルナンデスとMFマルコ・ファビアンを立て続けにピッチに送り込む。すると34分、ゴール中央でエルナンデスがチアゴ・シウバに倒され、絶好の位置でFKのチャンス。しかし、ドス・サントスの左足は壁に跳ね返されてしまった。

 39分、両チームとも3枚目の交代のカードを切って勝ち点3を取りにいく。41分、ネイマールのFKから、フリーになったチアゴ・シウバがドンピシャのヘッドを放ったが、これもGKオチョアがセーブ。ブラジルは最後までGKオチョアの牙城を崩せず、0-0で試合は終わり、両軍とも勝ち点を4にのばした。

 A組のグループリーグ最終節は23日17時(日本時間24日5時)、ブラジルはカメルーンと、メキシコはクロアチアと対戦する。


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