大舞台でエースが魅せる

　オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが、13日に行われたスペイン代表とのW杯初戦を振り返った。オランダのエースは、「自分の中のベストゴール」と考えている。

　前回王者スペインに歴史的な大勝を飾ったオランダ。反撃ののろしをあげたのがファン・ペルシーだった。1点ビハインドで迎えた前半44分、左からのクロスに頭で飛び込むと、GKの位置を見て冷静に決めた。後半に4点を加えてオランダは勝利を収めている。

イギリス『サン』が、ファン・ペルシのコメントを伝えた。

「僕のキャリアのベストゴールだ。素晴らしいゴールだったね。自分でもそう言わなければいけないよ。起こったことを見てみると、僕のキャリアの中で最も大きなことの一つだね」

「ちょっとしたギャンブルだった。クロスがくる前に(GKイケル・)カシージャスの位置を見て、ラインから出ていることが確認できた。ボールを受ける前に、彼はゴールの前に立っていたね。だから僕はヘディングで浮かせることにしたんだ」

　キャリアで多くのゴールを決めてきたファン・ペルシー。2006年、当時アーセナルに所属していた彼は、チャールトンとの試合で右からのクロスにダイレクトで合わせ、ペナルティーエリア手前からボレーシュートをたたき込んだ。

「チャールトン戦のゴールを覚えている。チャールトン戦のゴールとこれのどちらかを選ばなければいけないとしたら、答えは簡単だ。これはW杯であり、相手はこの6年間世界一で居続けたチームだった。だから、これを選ばないといけない。彼らは驚くべきチームだ。そこで僕はこのゴールを決めた」

　オランダは18日にオーストラリアと対戦する。

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