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[プレビュー]コロンビアvsコートジボワール ドログバ登場前に勝負を決められるか!?

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[6.19 ブラジルW杯C組 コロンビア(日本時間20日1:00)コートジボワール ブラジリア]

 日本代表が属するグループCで白星発進したコロンビア代表とコートジボワール代表がブラジリアで激突する。すでに勝ち点3を獲得している両チームだが、決勝トーナメント進出へ大きく前進するために、ここでライバルチームを叩いておきたいところだ。

 シード国であるコロンビアは初戦のギリシャ戦で3-0の快勝を収めた。試合開始早々に先制したことで無理に前掛かりになることはなく、失点のリスクを最小限に抑えつつ、効果的なカウンターで追加点を狙った。攻撃面がフューチャーされがちのチームだったが組織的な守備は堅固で、ギリシャに簡単には決定機を作らせず。攻撃から守備への切り替えの早さが目立ったように、守備意識の高さはチームに浸透している。ギリシャ以上に個の力に秀でたコートジボワールを相手に回しても、堅守を維持できるかは注目点の一つだ。コートジボワール戦でも仮に先制するようならば、ギリシャ戦同様にしたたかな試合運びを見せるはずで、途中出場が予想されるドログバ投入前に追加点を奪うのが理想だろう。得点を奪うための攻撃のキーマンとなるのが、背番号10を背負うMFハメス・ロドリゲスだ。母国の英雄であるカルロス・バルデラマの後継者と称される22歳の若武者は、縦に速い攻撃になりがちなチームに高い技術を駆使してアクセントを加え、ギリシャ戦で全得点に絡む活躍を見せた。彼を中心にサイドハーフのMFフアン・クアドラードやFWクトル・イバルボのスピードを生かして先制点を奪い、試合を優位に進めたい。

 対するコートジボワールも初戦で日本から逆転勝利を収めて勢いに乗っている。過去2大会は組み分けにも恵まれずにグループリーグ敗退と思ったような結果を残せなかったが、初の決勝トーナメント進出へ向けてチームのモチベーションは高まっているだろう。MFヤヤ・トゥレの技術の高さ、FWジェルビーニョとFWサロモン・カルーの速さ、そして日本戦で2アシストを記録したDFルジュ・オーリエの正確なクロスなど、個の能力の高さは言わずもがな。個の能力をチーム力に昇華させて、2連勝を狙いたい。そして日本戦で実証済みのように、劣勢に立たされてもFWディディエ・ドログバ投入で試合の流れを一変させられる強みを持つ。負傷明けの影響もあり、コートジボワールが誇る大エースはこの試合もベンチスタートが濃厚。本人も「落胆していた」と語ったように先発を外れるのは不本意なようだが、ピッチに立ったときの存在感は他を圧倒する。強靭なフィジカルを生かした圧倒的なキープ力で前線に基準点を作って味方の攻め上がりを促し、分厚い攻撃を実現させる。たとえ先制されても慌てず騒がずに複数失点を回避し、ドログバ投入とともに猛反撃に出たい。

■FIFAランキング
コロンビア 8位
コートジボワール 23位

■対戦成績
初対戦

■テレビ中継
NHK


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