beacon

監督解任の京都、大黒ハットなど4得点大爆発!!高卒ルーキー2人もデビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.21 J2第19節 熊本1-4京都 うまスタ]

 京都サンガF.C.が敵地でロアッソ熊本を4-1で下した。京都は2戦ぶりの勝利で9位に浮上。熊本は6戦ぶりの敗戦で、順位を15位とした。

 京都は18日にバドゥ監督との契約を解除。当面は森下仁志コーチが監督代行として指揮を執ることを発表した。浮上のきっかけをつかめずにいる京都は、“劇薬”を投入し、チームのテコ入れを図った。

 迎えたバドゥ監督解任後、初のゲーム。DF磐瀬剛(←市船橋)、MF田村亮介(京都U-18)の高卒ルーキー2人が先発でプロデビューを飾るなどメンバーを入れ替えた京都は、吹っ切れたかのようなゴールラッシュを見せた。

 雨が降り続く難しいピッチコンディションの中で、前半20分にFW澤田崇に先制弾を許した京都だが、同45分、田村が左サイドから仕掛けてエリア内に侵入。しっかり中を見て折り返したクロスを、FW大黒将志が蹴り込み、試合を振り出しに戻す。

 後半に入ると、10分、投入されたばかりのMF伊藤優汰が右サイドを突破すると、相手のクリアボールが再び伊藤に当たってゴール方向に飛ぶ。ポストで跳ね返ったボールがMF山瀬功治にこぼれると、パスを受けた大黒がしっかり蹴り込み、勝ち越し点を奪う。

 さらに後半20分には山瀬のアーリークロスに走り込んだ大黒が難なく左足で押し込み今季2度目のハットトリックを達成。トドメは同33分、中央突破を図った伊藤がミドルシュートを蹴り込み、勝利を決定的なものにした。

 初采配を終えた森下監督代行は「選手やサポーターが雨に濡れながら戦っている中で、僕も(屋根のあるベンチで)雨にぬれずにいるわけにいかず、外に出て一緒に戦いました」と熱いコメント。3発の大黒は「仁志さんは現役の時も一緒にやっていますし、絶対勝たせてやろうと思っていた。逆転できてよかった」。

 Jデビュー戦で初アシストを記録した田村は「やるしかないと思っていた。仕事はあれ(アシスト)しかしていないが、自分のやるべきことはやれたと思う」と初々しい表情を浮かべながらインタビューに答えていた。

TOP