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選手23人と対話したザック「だれ一人ズレていない」

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 日本代表アルベルト・ザッケローニ監督が選手23人全員と対話したことを明らかにした。21日午後(日本時間22日未明)に予定されていた練習がオフとなり、急きょ報道陣の取材に対応した指揮官が自ら語った。

「ここにいる選手全員と対話をしたうえで、その気持ちを確認した。全員が同じ方向を向いていると感じ取れたし、だれ一人としてその方向からズレていない」

 いつ、どんなタイミングで、どんな話をしたのか。具体的なことは明かさなかった。

「チーム内で話していることや、その状況はチーム内にとどまるべきで、それぐらいは自分たちで守りたい。でなければ、選手と話すとき、みなさんに同席してもらったほうが話は早い」

 冗談めかしながらも、指揮官自身が神経質になっている様子もうかがわせた。

「想像してもらいたいが、ここで24時間、全員で過ごしている。朝食、昼食までの間、昼食、練習、練習後、夕食、夕食後。チャンスはいくらでもある。そういったチャンスを見ながら選手たちと対話するようにしている。対話するタイミングと時間は十分にある」

 選手一人ひとりとコミュニケーションを取り、現在の心理状態を確認する。その意思をくみ取り、自分の考えを伝える。チームがバラバラになることだけは避けなければならない。そんな思いが指揮官を動かしたのだろうか。

「選手にはこれまでいい戦いをしてきたということを話さないといけないと思っている。監督からの信頼は十分にあることを伝えたい。能力的に十分できるメンバーがいることを伝えたい」

 選手に自信を取り戻させる。メンタル面で100%の状態で臨ませる。それができなければ、コロンビアに勝つことなど到底できない。

(取材・文 西山紘平)

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