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ドイツの攻撃を手本にする大久保「日本もあれをやらないと」

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 他国のサッカーを見て刺激になったようだ。急きょ練習がオフとなった前日21日、FW大久保嘉人(川崎F)は宿舎でW杯の試合をテレビで観戦していたという。

「他の国を見て、日本もこうすればいいのになというのもあった」。特に印象的だったのはドイツ対ガーナの試合だ。「すごくおもしろかった」という2-2の壮絶ドロー。特にドイツの攻撃は日本代表の参考にもなると大久保は感じた。

「最初はとにかく中から攻める。それがダメだったらサイド。あれですよ。勇気を持って(縦パスを)出すし、そういうのは日本もやらないといけない」

 スコアレスドローに終わったギリシャ戦後にも「後ろで(ボールを)持つ時間が長すぎた。もっとバイタルエリアに入れないと。時間がもったいなかった」と、強い口調で縦パスの重要性を訴えていたが、あらためてその思いを強めたようだ。

 決勝トーナメント進出のためには、とにかくゴールが必要だ。24日のコロンビア戦に勝ったうえで、コートジボワールがギリシャ相手に引き分け以下に終わることが条件。さらに得失点差も絡んでくる。コートジボワールがギリシャに敗れれば、1点差勝利でもギリシャが3点差以上で勝たない限り、2位通過できるが、コートジボワールがギリシャと引き分けだった場合、2点差以上で勝つことが求められる。

「2点差を付けて勝たないといけないとみんなが腹をくくっている。そういう意味で、より一つになっている」。目標は明確だ。点を取って勝つ。できれば2点差以上。コロンビアという強豪との試合を2日後に控え、大久保の闘志にも火が付いた。

(取材・文 西山紘平)

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