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メキシコが2位死守!!クロアチアとの決戦制し、6大会連続の決勝Tへ

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[6.23 ブラジルW杯A組 クロアチア1-3メキシコ レシフェ]

 ブラジルW杯は23日、大会12日目を迎えた。グループリーグは第3戦に突入。決勝トーナメントの組み合わせも続々と決定していく。A組のメキシコ代表クロアチア代表を3-1で下した。勝ち点を7に伸ばしたメキシコは、6大会連続の決勝トーナメント進出を確定。同じく勝ち点7のブラジルは、得失点でわずかに上回れなかったが、2位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では、B組を1位通過したオランダ代表と対戦する。

 勝ち点1差の2位と3位の決戦。2位メキシコと勝ち点で並ぶ1位のブラジルも同時進行でゲームを行うが、すでに敗退の決まっているカメルーン相手に取りこぼすことは考え辛く、事実上、残り1枠をかけての直接対決となった。

 序盤からボール支配率ではクロアチアが上回っていた。ただチャンスの数ではメキシコが上回る。前半16分にはMFエクトル・エレーラが左足を一閃。強烈ミドルを狙うが、クロスバーに嫌われる。同19分にはエレーラのスルーパスに反応したFWオリベ・ペラルタが抜け出し、GKと1対1になるが、スライディングシュートはミートしきれず、枠外に外れていった。

 スコアレスで折り返した後半、勝つしかないクロアチアは、メンバー交代を行い、攻撃的に出る。12分からはMFマテオ・コバチッチを投入し、トップ下に入っていたMFルカ・モドリッチを一列下げる。ただメキシコも勝ちに行く。同17分にベンチスタートとなっていた切り札ハビエル・エルナンデスをピッチに送り込み、ゲームを動かしに行く。

 後半19分にはメキシコにチャンス。右クロスがファーサイドでフリーで待っていたDFアンドレス・グアルダードまで流れると、左足で思い切ってシュート。これがブロックに入ったDFダリヨ・スルナの手に当たったかのように思えたが、ラフシャン・イルマトフ主審の笛は鳴らず。このプレーで獲得したCKをエレーラが直接狙ったが、ライン上でDFベドラン・チョルルカにかき出され、この場面でも先制とはならなかった。

 だがついに試合が動く。後半27分、左サイドからのCKを獲得したメキシコは、DFラファエル・マルケスが打点の高いヘッドで合わせる。GKスティペ・プレティコサも懸命のセーブで手に当てるが防ぎ切れず、メキシコが待望の先制点が生まれる。さらに同30分、カウンターからエルナンデスが持ち上がると、右サイドのペラルタに展開。ダイレクトで中に入れると、逆サイドからフリーで走り込んだグアルダード が難なく押し込み、勝利をグッと引き寄せた。

 もう止まらない。集中力の切れたクロアチアに襲い掛かるメキシコは、後半37分、右CKをマルケスが頭でそらすと、エルナンデスが押し込み3点目を奪う。同42分にはクロアチアのFWイバン・ペリシッチにゴールを許し、今大会初失点を喫してしまうが、3-1で逃げ切り勝利。生き残りをかけた戦いは、メキシコが制している。 


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