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[プレビュー]エクアドルvsフランス 2試合連続得点中のストライカー対決に注目

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[6.25 ブラジルW杯E組 エクアドル(日本時間26日5:00)フランス リオデジャネイロ]

 今大会、2試合で8ゴールと屈指の攻撃力を見せているフランス代表は、得失点差を考えれば、すでにグループリーグ突破は手中に収めているといえる。一方、グループ2位のエクアドル代表は1勝1敗の勝ち点3でスイス代表と並び、得失点差で相手を上回っている。とはいえ、2位の座を争っているスイスは、最終戦でGL敗退が決定しているホンジュラスと対戦するだけに、勝ち点3を挙げなければ、逆転される可能性は高い。

 大会前、ストライカー不足が危惧されていたエクアドル代表だが、FWエネル・バレンシアがチームの全3ゴールを挙げる活躍で、得点源となっている。力関係では不利な相手に対して、少ない決定機をモノにできるかがポイントだろう。E・バレンシアに対するマークが厳しくなることは、容易に想像ができる。MFアントニオ・バレンシアやFWジェフェルソン・モンテーロがサイドから突破を仕掛ける際に、DFフアン・カルロス・パレデス、DFワルテル・アジョビの両SBがサポートに入り、攻めを分厚くして、敵陣深くまで侵入し、ボールとマークを同一視野に捉えられない状況でクロスを供給したい。また、2試合連続でゴールを生んでいるセットプレーも、大きな武器となるはず。今大会、守備面ではマークの緩さが目につくが、守備陣の奮闘がない限り、勝機はない。

 チームの軸になる選手を固定しつつ、枝葉となる選手に変更を加えて2連勝を飾ったフランス。グループリーグ最終戦では中盤のMFヨアン・キャバイエが累積警告で出場停止になるが、MFムサ・シッソコやMFポール・ポグバが起用される見込みだ。最終ラインは安定しており、DFラファエル・バランとDFママドゥ・サコの中央は堅実。ただし、サコは状態に不安があり、無理をさせずにベンチスタートさせる可能性もある。速攻の鋭さに定評のあるエクアドルだが、この試合では勝ち点3が必要であり、前に出なければならない。スイス戦の2点目のように、前線からの守備でボールを奪い、ショートカウンターで相手を仕留められれば、余裕を持った試合展開ができるだろう。E・バレンシアとともに3戦連続ゴールを狙うFWカリム・ベンゼマの決定力に期待が寄せられる。

■FIFAランキング
エクアドル 26位
フランス 17位

■対戦成績
フランス 1勝

■テレビ中継
テレビ朝日系

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