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ロシアと分けたアルジェリアが史上初の決勝トーナメント進出!

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[6.26 ブラジルW杯H組 アルジェリア1-1ロシア クリチバ]

 ブラジルW杯は26日、グループリーグ最終日を行った。グループ2位のアルジェリア代表は、3位のロシア代表と対戦した。28年ぶりの決勝トーナメント進出を目指すロシアは、前半19分に先制点を挙げる。後半に入るとアルジェリアも、FWイスラム・スリマニが打点の高いヘッドで試合を振り出しに戻した。このゴールで1-1としたアルジェリアは、韓国とベルギーが引き分けたことを受け、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。

 勝たなければグループリーグ突破のないロシアは、FWアレクサンドル・ココリンとFWアレクサンドル・ケルジャコフの2トップで試合に臨んだ。その采配が、奏功する。前半6分、アルジェリア代表MFソフィアン・フェグリが頭部に裂傷を負い、ピッチを離れていたときだった。左サイドでボールを受けたDFドミトリ・コムバロフがダイレクトでクロスを入れる。ここにFW{アレクサンドル・ココリンが飛び込み、ロシアが1点をリードした。

 W杯欧州予選から、1試合2失点以上を許したことのないロシアは、アルジェリアに攻め込む隙を与えない。ボールを回収してから少ない人数で前に運ぶロシアは、前半19分にも右サイドの高い位置にボールを運び、クロスをココリンがヘッドで合わせたが、これは左に外れて行った。試合の流れをつかんだロシアは、同26分にMFオレグ・シャトフがミドルシュートを放つなど、寄せの甘いアルジェリアからチャンスをつくる。

 アルジェリアも前半29分にCKからスリマニがヘディングでロシアゴールを脅かしたが、GKイゴール・アキンフェエフの好セーブに遭う。同43分にもアルジェリアはCKからスリマニがヘディングシュートを枠に飛ばしたが、GKアキンフェエフの正面を突いて得点はできなかった。このままロシアが1点をリードして、前半を折り返した。

 後半の立ち上がりも、ロシアは速攻から決定機をつくる。サメドフがココリンとのワンツーからGKライス・エンポリと1対1になったが、シュートはFC琉球でもプレー経験のあるGKに阻まれた。1点を追うアルジェリアは、左右のサイドからドリブルを仕掛けると、左サイドでファウルを受ける。中央に入れたボールをスリマニがGKアキンフェエフの伸ばした手の上からヘディングシュートを決めて、アルジェリアが同点に追いついた。

 再び得点が必要になったロシアのファビオ・カペッロ監督は22分、MFオレグ・シャトフを下げて、MFアラン・ジャゴエフをピッチに送り出した。25分にはケルジャコフがPA内までボールを運びゴールを狙ったが、GKエンポリに防がれる。

 このまま試合を終えれば決勝T進出となるアルジェリアは26分、MFヤシン・ブラヒミに代えてMF ハッサン・イェブダを投入する。さらに32分にもMFアブデルムメン・ジャブを下げ、FWナビル・ギラスを起用した。

 引いたアルジェリアからチャンスをつくりたいロシアだが、33分にはPA内にスルーパスが出るが、ジャゴエフは収めきれない。ロシアは36分に最後の交代枠でケルジャコフを下げ、FWマクシム・カヌンニコフを送り出す。左右からクロスを放り込むロシアだが、精度を欠いてチャンスにつなげられない。

 アルジェリアはアディショナルタイムに、殊勲のスリマニとFWヒラル・スダニを交代させた。このままロシアを抑え込んだアルジェリアが、1-1で引き分けて勝ち点を4に伸ばし、決勝トーナメント進出を決めた。

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