beacon

安間監督継続指揮の富山は栃木に敗れ、今季初の連勝逃す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.5 J2第21節 栃木2-1富山 栃木グ]

 J2は5日に第21節を各地で行い、栃木SCカターレ富山と対戦し、2-1で勝利した。栃木は18節の大分戦(4-0)以来、3試合ぶりの勝利を収めている。一方、前節の長崎戦(1-0)で今季2勝目を挙げた富山は、シーズン初の連勝を逃した。

 立ちあがりの6分、栃木はパスをつなぎ、MF小野寺達也がゴールを狙ったが、シュートは左に逸れて行く。その1分後にも栃木は、セットプレーの流れから、FW近藤祐介がクロスを入れると、DF中野洋司が合わせたが、ボレーシュートは右に外れた。

 その後も、チャンスをつくり続けた栃木は、前半41分、FW廣瀬浩二がMF湯澤洋介とのワンツーから抜け出し、体を投げ出すようなボレーシュートで先制点を記録する。

 後半も攻勢の栃木は、2分に近藤が右ポストを直撃するミドルシュートを放つ。同3分には先制点の廣瀬も左サイドから仕掛け、右足で巻いたシュートでゴールを狙ったが、クロスバーを越えて行った。押し込む栃木は、同8分に自陣からの長いカウンターを見せて、最後は長距離をフリーランニングしてきた近藤がPA内で廣瀬からのパスを受け、左足で強烈なシュートをニアサイドに叩きこんだ。

 意地を見せたい富山も、ようやく後半28分にFW中島翔哉が強烈なミドルシュートを放って反撃に出るが、これはGK鈴木智幸に阻まれる。それでも同36分には、右サイドからDF木村勝太がゴール前に折り返したボールをMF内田健太がファーポスト前で合わせて、1点差に詰め寄る。しかし、富山の反撃もここまで。栃木が2-1で勝ち点3を手にしている。

 ホーム2連勝を飾った栃木、先制点を挙げた廣瀬は「現状で全然、満足できない順位ですし、まだまだ僕たちはやれると思うので、もっと期待してください」と、サポーターに呼びかけた。一方、3日に安間貴義監督が継続して指揮を執ることを発表した富山だが、今季初の連勝はお預けとなった。

▼関連リンク
[J2]第21節 スコア速報

TOP