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松本が5戦無敗の福岡に競り勝ち、3連勝で前半戦を締める

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[7.5 J2第21節 松本2-1福岡 松本]

 J2は5日に第21節を各地で行い、松本山雅FCアビスパ福岡と対戦し、3-1で勝利した。松本は3連勝で3位をキープ。対する福岡は、6試合ぶりの黒星で順位を6位に落としている。

 ゴール前でしっかりと相手選手に体を寄せる両チーム。互いにPA内までボールを運んでも、序盤はシュートまで持ち込めない。それでも前半35分、17節の千葉戦(1-0)以降4連勝中の福岡は、ゴール前でセットプレーを得ると、松本の守備を破るサインプレーを見せてDF堤俊輔が先制点を決める。

 追う展開になった松本は崩れなかった。前線からのプレッシングで、高い位置でボールを回収し、好機につなげる。前半41分には左サイド深くでボールを奪い、クロスを入れると、FWサビアのヘッドはGK神山竜一に弾かれたが、こぼれ球をDF犬飼智也がゴールに蹴り込み、同点に追いつく。その直後にも松本は、右サイドからのクロスにFW船山貴之が飛び込んだが、GK神山の好守に遭い、1-1で前半を折り返した。

 福岡は後半開始から投入されたFW石津大介が、後半2分にミドルシュートを放つなど、積極的に仕掛けていく。松本も相手の前に出てくる力を利用して、後半21分には速攻を見せる。右サイドを突破したMF岩上祐三のクロスに、ファーサイドでフリーになっていたサビアがヘッドで合わせたが、GK神山に抑えられた。

 松本のGK村山智彦も石津との1対1を止めるなど、両GKの活躍が光る一戦となった。決勝点は、後半29分に生まれる。中盤で球際の競り合いに勝った松本の選手が、ロングボールを攻め残っていた船山に送る。落ち着いたトラップを見せた船山のシュートは、GK神山に阻まれたが、跳ね返りを途中出場のFW山本大貴がヘッドでゴールに流し込み、2-1と松本がリードした。

 福岡も終盤に猛反撃を見せたが、FW平井将生がゴール前でのヘディングシュートを枠外に飛ばすなど、決定機を生かせずにタイムアップ。松本が好調・福岡の連勝を止め、3連勝で前半戦を終えた。

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