[7.8 ブラジルW杯準決勝 ブラジル1-7ドイツ ベロオリゾンテ]

　開催国ブラジルを相手に痛快なゴールショーを披露し、大量7得点を奪って3大会ぶりの決勝へと駒を進めたドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督だが、大勝にも気を緩めることはなかった。

『FIFA.com』によると、試合後にレーブ監督は「情熱を持った相手に対して、冷静に集中して戦えた。我々が持っている力を発揮できれば勝利できることは分かっていたし、ブラジルはプレッシャーを感じていたようだ。ただ、この結果は予想できなかった」と振り返っている。

　自身がコーチを務めた06年ドイツ大会では、準決勝のイタリア戦で敗北を喫しているため、「ブラジルの選手やスコラーリ監督、ファンがどのように感じているのかは分かっている」と敗れた相手を気遣う言葉を残すだけでなく、「我々は謙虚にならなければならない」と歴史的な大勝を収めながらも浮かれる素振りを見せなかった。

　そして、オランダとアルゼンチンの勝者と行う決勝戦に対して、「オランダもアルゼンチンも素晴らしく、難しい試合になるだろう。日曜の決勝に向けて集中しなければならない」と話したように、90年大会以来となる優勝に向けて準備を進めていく。

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