ブラジルとの3位決定戦を3-0で快勝し、オランダ代表をW杯3位へ導いたルイス・ファン・ハール監督が、近日中にも新監督に就任することが決まっているマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)へ合流する見込みとなった。

　マンチェスター・Uの公式サイトによると、ファン・ハール監督は長い戦いを終えたばかりにも関わらず、「私に休暇は必要ない。これほどエキサイティングなチャレンジに出会えて興奮している。若い選手達と日々時間を過ごせるのなら、休養は要らない」と話し、自宅で2日ほど休養した後にマンチェスター・Uの監督としての仕事を始めるという。

　ファン・ハール監督はアメリカでのプレシーズンツアーに向け、マンチェスター・Uのトレーニング施設であるAonトレーニングコンプレックスで選手達と行動を共にする模様。チームの理想形のひとつは今回のW杯のオランダ代表だという。

「ユナイテッドもオランダ代表のようなチームになれれば良いと思う。われわれは、同じ方向を向かないといけない。ユナイテッドでも私のベストを尽くしたいし、やれること全てをやる。ファンの皆さんが満足するかどうかわからないが、成り行きを見るしかない。上手くいくことを切に願っている」

　FWアリエン・ロッベンが「このチームでプレーできて本当に良かった」と振り返ったように、オランダには同じ目標を全員でやり遂げようとするまとまり、一体感があった。アルゼンチンにこそPK戦で敗れたものの、“無敗”でW杯を終えたオランダのようなチームに新指揮官は名門を変えていく。

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