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ドイツ代表の“ガウチョ・ダンス”に、アルゼンチンメディア「ナチスの挑発」

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 ブラジルW杯で優勝を飾ったドイツ代表が15日にベルリンのブランデンブルク門で行われた優勝報告会において踊った“ガウチョ・ダンス”が南米へ対する人種差別だと国内外で物議をかもしている。これを受けて、アルゼンチンのメディア「Ole」は「ナチスの挑発」と、この内容を掲載。6名の選手がみせたダンスは人種差別的行動だと批判した。

 優勝報告会では、決勝戦のアルゼンチン戦で決勝弾を決めたMFマリオ・ゲッツェ、今大会でW杯歴代最多出場記録を更新したFWミロスラフ・クローゼ、MFアンドレ・シュールレ、GKロマン・バイデンフェラー、DFシュコドラン・ムスタフィ、MFトニ・クロースの6名がガウチョ(南米人)はこう歩く!」と腰を屈ませながら歌い、次に「ドイツ人はこう歩く!」と腰をまっすぐ伸ばしたまま勢いよく走った。この“ガウチョ・ダンス”が決勝で対戦したアルゼンチンも含む南米を侮辱したダンスだと、批判の的となっている。

 独・ビルト紙によると、ウルグアイの著名スポーツライターであるビクトル・ウーゴ・モラレス氏は地元ラジオで「不快なナチスだ」とコメント。また、“ガウチョ・ダンス”のはじまりは、2008年の欧州選手権(EURO)で3-2で勝利したポルトガル戦だといわれているが、実際は「ロナウドはこう歩く!ドイツ人はこう歩く!」とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを侮辱する歌だったと「Ole」は指摘している。

 ドイツ国内外ではソーシャルメディアを通じて、この問題が広く議論されており、多くのサッカーファンが「#gauchogate」のハッシュタグで意見を述べている。


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