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豊スタ大ブーイング…最下位徳島相手に名古屋ドロー

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[7.19 J1第15節 名古屋1-1徳島 豊田ス]

 名古屋グランパスはホームで徳島ヴォルティスと対戦し、1-1で引き分けた。

 豊スタが大ブーイングに包まれた。最下位チーム相手にホームで勝ち点1。誰もが納得するわけがなかった。

 先制は名古屋だった。前半27分、柏から加入後初出場初先発となったMFレアンドロ・ドミンゲスが技ありパスをエリア内に走り込んだFW小川佳純に送る。慌てた徳島DF藤原広太朗が小川を抱え込むようにして倒してしまい、名古屋にPKが与えられる。キッカーはDF田中マルクス闘莉王。シュートはGK長谷川徹に手に当てられるが、何とか勢いが勝り、名古屋に先取点が生まれた。

 しかし前半37分、左サイドでMF衛藤裕にボールを持たれると、FW高崎寛之にスルーパスが出る。付いたDF牟田雄祐が簡単に切り返しで交わされると、右足シュートでゴールネットを揺らされる。同42分にはCKからDF福元洋平に決定的なヘディングシュートを打たれたが、これがGK楢崎正剛がビッグセーブで得点を許さなかった。

 後半に入っても名古屋のチグハグした展開は続く。中断期間で取り組んだ3バックもなかなか効果的に機能しない。終盤には闘莉王を最前線に上げる、“奥の手作戦”を決行。しかし後半29分のレアンドロとのワンツーで抜け出した闘莉王のシュートはポストを直撃。同44分のレアンドロのボレーは枠を捕えることはなかった。

 シュート13本が空砲とも言えるPKでの1得点に終わった名古屋。玉田圭司やケネディを負傷で欠く中でのゲームだったが、言い訳にはならない。西野朗監督は「ある程度コントロールできていた」と話したが、レアンドロ・ドミンゲス、闘莉王、楢崎といったJ屈指のプレーヤーを揃えるチームの残留争いは見たくない。

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