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“45分間限定出場”のU-17新潟選抜主将・佐久間「45分で何ができるかという部分に尽くした」

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[7.21 国際ユースサッカーin新潟第3節 U-17セルビア代表 0-1 U-17新潟選抜 新潟市陸上競技場]

 “45分間限定出場”の主将がリーダーとしてU-17新潟選抜をまとめ上げ、U-17メキシコ代表、U-17日本代表、U-17セルビア代表から3連勝させた。CB佐久間理央は今大会、メキシコ戦と日本戦が前半のみ、セルビア戦では後半のみの出場。チーム事情もあって全試合45分間という限られた時間の中でのプレーとなったが、まず2連勝に貢献すると、この日も大柄なセルビア相手にゴール前で仕事をさせなかった。

「自分が45分で何ができるかという部分に尽くしたので、45分という少ない時間の中だったけれど、チームのためにできたと思います。3日間で3試合という激しいスケジュールの中でチームで勝てたという感じで、(原伸洋)監督も全員を起用したりしていたので自分たちチームで勝ったという試合ですね」と笑顔。プレーでも最終ラインの中央に入ることでその守りをより強固なものにしていたが、本人はピッチ外の部分で貢献できたことを喜んだ。

「出終わったあともベンチから声を出して、出ている選手を掛け声で鼓舞することができたと思うし、あと出てないたちがウォーミングアップをしているところに声をかけてモチベーションを上げられたと思います。今大会はキャプテンを任されたので、(自分自身という)個じゃなく、チームを尊重することができたと思います」と胸を張った。

 個人としては「ビルドアップやテクニックの部分など、自分に劣っているところがはっきり見えた大会だった。これからチームに戻って磨いていって代表に戻っていきたい」と課題を感じ、今後へ向けた糧となる大会になった。将来の目標は所属するアルビレックス新潟ユースからトップチームへ昇格、憧れのセリエA・ユベントスでのプレー、そしてW杯での活躍、優勝と大志を抱いている。U-16、U-17日本代表としてプレーもしている期待のDFは
チームリーダーとして世界相手に勝ち続けた自信を今後に活かしつつ、この大会で感じた課題を突き詰めて目標をひとつずつクリアしていく。

(取材・文 吉田太郎)

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