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単独初来日のC・ロナウド 「ケガは回復している」と新シーズンへの決意も

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 レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが22日、都内で行われた美容器メーカー「MTG」のイベントに出席した。

 マンチェスター・ユナイテッド時代の08年12月にクラブW杯出場のため来日したC・ロナウドだが、約5年半ぶりとなる来日は単独では初めて。MTG社の新ブランド「ReFa ACTIVE」「FACIAL FITNESS PAO」の広告キャラクターに起用され、この日のイベントでは同社の新製品の魅力をアピール。1万人を超える一般応募から選ばれたファン3人の質問にも直接答えた。

 日本の印象、和食で好きな食べ物を聞かれたC・ロナウドは「日本はアジアの中でも最高の国。マンチェスター・ユナイテッドのときには約10日間、滞在したが、どこに行っても街はきれいで、みんな優しかった。好きな食べ物は寿司。今はレアル・マドリーでプレーしているが、シーズン中も休みのときにはよく寿司を食べている」と笑顔で答えた。

 また、手元のメモを見ながらポルトガル語で「ロナウド選手と一緒にプレーするのが夢です。そのためにはどうすればいいですか?」と質問した少年の姿には胸を打たれたようで、「常に夢を持って、そのために努力してください。強い信念を持つこと。自分の力を信じること。100%で努力すること。そうすれば夢は叶う」と熱いメッセージを送っていた。

 故障を抱えながらのプレーとなったブラジルW杯は1勝1分1敗でグループリーグ敗退。自身も1ゴールに終わった。現在はオフだが、「ケガは回復している」と新シーズンに向けて不安はないようだ。

 昨季はレアルで欧州チャンピオンズリーグとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の2冠を達成。個人としてもFIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)を5年ぶりに受賞した。

「前のシーズンも素晴らしかった。コパとチャンピオンズリーグでトロフィーを勝ち取り、個人的なタイトルも取った。次のシーズンも楽しみだし、5つか6つのタイトルを取れるチャンスがある。ベストを尽くし、タイトルを取るための努力をして、最高のシーズンにしたい」

 来るべきシーズンへの意気込みを語るC・ロナウド。「レアルという世界最高のクラブでプレーしているが、さらに6、7年はプレーしたいと思っている。レアルの選手でいることには常にプレッシャーもあるし、注目もされるが、常にベストを尽くし、100%以上の努力をして、また優勝したい」と力強く話していた。

(取材・文 西山紘平)

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