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クロース:「すべてのビッグクラブに誘われた」

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マドリー移籍の経緯を語るドイツ代表MF

 ドイツ代表MFトニ・クロースは先週、バイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリーへの移籍が決定した。同選手はドイツサッカー連盟(DFB)の公式ウェブサイトで、移籍を決断した経緯を語っている。

 13日にブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝を決めたドイツ代表の一員であるクロースは、15日には代理人との打ち合わせのためスペインのマジョルカ島入り。17日にはマドリッドでのお披露目イベントが行われた。

 移籍の経緯について、クロースは次のように語った。

「初めて移籍を考えたのは、バイエルンとの契約交渉が進まなくなった時期だ。僕にとって、バイエルンは第一に話す相手だったので、他クラブとのコンタクトは断っていた。交渉がまとまらなかったところに、すべてのビッグクラブを含む複数のクラブに話を持ちかけられ、僕は新しい挑戦に臨むことを決めたんだ。W杯優勝が最終的なきっかけになった。新しいことをやりたかったんだ」

 クロースに対するバイエルン側の評価が低かったことが移籍の決断につながったとも報じられたが、本人はそれを否定している。

「いや、それは違う。僕は世界で最もビッグなクラブのうちに入るバイエルンで、数人の監督の下で、激しい競争の中でレギュラーの座をつかみ続けてきた。バイエルンはいつも僕に良くしてくれたし、ジョゼップ・グアルディオラ監督とマティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)からも強く信頼されていた。ファンはいつも応援してくれたし、彼らには感謝の気持ちを僕のホームページを通して伝えたよ。でも、新しい刺激が欲しかったんだ」

 マドリーを新天地に選んだ理由は次のように話している。

「マドリーは最大のチャレンジだからだ。世界中で誰もが知っているクラブだね。お披露目イベントのとき、フロレンティーノ・ペレス会長が、ファンの歓声のためにスピーチを何度か中断したんだ。そんなことはほかの場所では起きないよ。(これまで所属していた)グライフスワルト、(ハンザ・)ロストック、レバークーゼン、バイエルンに続いて、僕にとって一番適した挑戦だ」

 マドリーは昨季、デシマ(10度目の欧州制覇)を達成したが、新シーズンに向けてのチームのモチベーションを心配してはいない様子だ。

「(クラブの)責任者は、チームに新しい刺激を与えるために新しい選手を獲得する。チャンピオンズリーグ連覇は今まで誰も成し遂げていないことだけど、新しい選手が力を証明するために定位置を確保している選手と競争したり、彼らを支えたりすることが、連覇を導くかもしれない。とにかく僕はクリスティアーノ・ロナウドやセルヒオ・ラモス、代表でチームメートのサミ・ケディラらとプレーできることをとても楽しみしているよ」

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