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仙台、3度のリードも生かせず…名古屋は新戦力L・ドミンゲスが降格圏突入危機を救う

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[7.23 J1第16節 仙台3-3名古屋 ユアスタ]

 ベガルタ仙台名古屋グランパスの一戦は3-3のドローに終わった。

 2-3。名古屋1点ビハインドのまま、試合は後半アディショナルタイムに突入した。迎えた92分、FWレアンドロ・ドミンゲスは自らエリア内に入れたボールの跳ね返りを胸トラップで受けると、ペナルティーアーク付近からダイレクトで右足を振り抜く。仙台サポーターの悲鳴が混じる中で、ボールはゴール右隅に収まった。

 そのまま敗れていれば、C大阪と引き分けた甲府にかわされ、16位の降格圏に沈むことになっていた名古屋。今夏、藁をもすがる思いで補強した新戦力が、大黒柱のDF田中マルクス闘莉王を負傷で欠いた赤鯱軍団を救った。

 対する仙台は常にリードを奪う展開ながら、3度追いつかれてのドロー。敗れなかったことでリーグ戦の不敗は7戦に伸びたが、再開後2戦連続ドローと、フラストレーションの溜まる結果に終わった。渡邉晋監督も「今日は勝ち切りたかった」と唇を噛む。ただ途中出場のルーキーDF二見宏志がプロ初ゴールを奪うなど、収穫もあった。「リードした展開で、いかに守備に追われる時間を減らせるか。我々に主導権を持ってこれれば、もっとゲーム展開もよくなると思う」と修正を誓った。

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