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小野加入で上位追撃を目指す札幌、ATの2ゴールで劇的逆転勝利!!

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[7.26 J2第23節 愛媛2-3札幌 ニンスタ]

 コンサドーレ札幌が敵地で愛媛FCを3-2で下した。1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに2ゴールを決めて、劇的勝利を飾った。小野加入で上位追撃を目指す札幌が、2戦ぶりの勝利。敗けなしを6戦に伸ばし、6位まで順位を上げている。

 早い時間に試合は動きを見せた。前半2分、愛媛はMF藤直也がDFとGKの間にロングボールを送る。DFと競り合いながらFW西田剛が走り込むと、体の強さを生かして、競り勝つ。前に出たGKより先にボールを押し込み、愛媛に先制点をもたらした。

 しかし札幌も前半20分、右サイドからのCKを獲得すると、ショートコーナーをMF小野伸二が受ける。小野は狙い澄ましたクロスを左足で入れると、そのままGKまで届く。これは児玉剛のファインセーブに防がれてしまったが、MF河合竜二が反応よく詰めて、試合が振り出しに戻った。

 1-1で折り返した後半、最初にチャンスをものにしたのは愛媛だった。後半5分、7試合ぶりの先発となったMF原川力が縦に入れて、エリア内にいるMF堀米勇輝に当てる。リターンを貰うと、ダイレクトで右足を振り抜く。これがゴール右隅に収まり、愛媛が勝ち越しに成功した。今季より加入した背番号10が、待望のJ初ゴールを決めた。

 しかしこのまま愛媛が2-1で逃げ切ると思われた後半アディショナルタイム1分、札幌は左サイドからMF砂川誠がクロスを上げると、ファーサイドでDF上原慎也が頭で折り返す。これを途中出場のFW都倉賢が頭で押し込み同点。そして迎えた同アディショナルタイム4分、左サイドからのCKを獲得した札幌は砂川がクロスを入れると、ゴール前でワンバウンドしたボールをDF櫛引一紀が左足ダイレクトで合わせる。「打った瞬間、何が何だか分からなかった」と興奮気味に振り返った4年目21歳DFのうれしいJ初ゴールが決勝点となり、札幌が劇的な逆転勝利を飾った。


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