[7.26 J2第23節 横浜FC4-0磐田 ニッパ球]

　昨シーズン、J2への降格が決まり1年でのJ1復帰を目指しているジュビロ磐田。今季、ここまで5試合に敗れていたが、連敗はなかった。しかし、東京Vに1-2で敗れて迎えた23節の横浜FC戦でも0-4で完敗し、今季初の連敗を喫してしまった。

　試合後、MF松井大輔は「前半に点を決められると、どうしても調子が悪くなって、ズルズルいってしまう。負けるっていうことは、僕たちがJ2にいるっていうことだと思うし、全員で何かを変えないといけない。また1から考え直して、自分たちがどの位置にいるかを考え直したい」と、厳しい言葉を並べた。

　昨シーズン、J1リーグ34試合で19敗したチームには、断ち切れていない流れがあると感じているようだ。敗因を問われた松井は「そういう雰囲気をつくってしまった」と切り出した。

「そういう雰囲気をつくってしまった。やっぱり連敗しないことが一番大事だったと思うのですが、なかなか難しかった。この雰囲気を変えないといけないし、早く切り替えて、まず1勝というか、もう一回立ち直ることが大事だと思う。こういう雰囲気を自分たちでつくっていると思うし、J1のときからなかなか勝てなかったこともあるかもしれない。そういう精神的なところの影響が、強いかなと思います」

　経験豊富な松井は、改善するためには、「一人ひとりが自信を持って、『絶対に勝てるんだ』という気持ちを強く出さないといけない」と言い、まずはディフェンスの修正が必要と続けた。「今回、4失点しているので、もう一回、守備のところから見つめ直すことが必要かなと感じています」。今季、最も苦しい状況にいる磐田は、中3日で迎える讃岐戦で、流れを変えることができるか。

(取材・文　河合拓)