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地元メディア、ヘルタFW原口に期待

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テストマッチでのプレーを評価、細貝はキャプテンとして出場

 ヘルタ・ベルリンは24日にPSVとのテストマッチに臨み、1-1で引き分けた。ドイツ『ベルリーナ・ツァイトゥング』は1アシストも記録したFW原口元気のプレーを受け、公式戦に向けての期待を記している。

 PSVを「トップクラブ」と評するヘルタのヨス・ルフカイ監督。真剣勝負という位置づけのこの強化試合では、クラブがこの夏獲得した7人のうち、チーム練習に合流していなかったスイス代表MFバレンティン・シュトッカー以外の6人をスタメン起用した。

 左サイドに入った原口は、14分にハーフウェーライン付近の位置から逆サイドにロングパス。ボールを受けてペナルティエリア内に切り込んだMFロイ・ベーレンスが、相手DFに倒されてPKを獲得した。MFイェンス・ヘゲラーが蹴ったPKは相手GKに阻まれたものの、詰めた原口が倒れ込みながら折り返し、DFヨン・ハイティンガが豪快なシュートでリードを奪っている。

 原口はそのアシストの場面以外にも、51分に相手DFからボールを奪い、そのまま自らシュートに持ち込むなど見せ場をつくったが、75分に交代となった。『ベルリーナ・ツァイトゥング』はその際、観客が立ち上がり、原口の名前を呼んだことを伝えている。同メディアはヘルタの左サイドに期待を寄せているようで、ニュルンベルクから加入したDFマルビン・プラッテンハルトにも触れながら「左側はこれから輝きを放つかもしれない」と評価した。

 また主将DFファビアン・ルステンベルガーがまだ戦列に復帰していないヘルタは、代わりにMF細貝萌がキャプテンとしてフル出場を果たしている。『ベルリーナ・ツァイトゥング』は、中盤の底でプレーした細貝とヘゲラーについて、次のように評している。

「彼とヘゲラーは連携を高める必要がある。自陣に戻る際、2人のボランチは同時に外側に傾く傾向が見られ、その動きによりPSVにシュートチャンスが生まれてしまった」

 同メディアは一方で、MFトルガ・ギエルギが3か月の離脱を強いられることが明らかになったため、細貝とヘゲラーには「調整の時間がたっぷりある」とも伝えている。公式戦でも、この2人がダブルボランチを務めることに疑いはないようだ。


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