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徳島がJ1で初の複数得点、大宮を3-1で下し今季2勝目

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[7.27 J1第17節 大宮1-3徳島 NACK]

 最下位の徳島ヴォルティスがアウェーで17位大宮アルディージャと対戦し、3-1で勝った。J1初勝利を飾った4月29日の甲府戦(1-0)以来、7試合ぶりの白星が今季2勝目。一方の大宮は5試合勝ちなし(3分2敗)となり、試合後はホームのサポーターから大きなブーイングが浴びせられた。

 徳島は前半9分、FW高崎寛之が右サイドを縦にドリブルで仕掛け、角度のない位置から右足でシュート。ニアサイドを破る鮮やかな先制点となった。

 大宮はDF菊地光将が高崎との交錯プレーで脇腹を痛めるアクシデントに見舞われる。菊地がピッチを離れて10人になっていた前半18分、MF和田拓也の左クロスからFWズラタンがこぼれ球を押し込んで同点に追いついたが、その後、負傷交代した菊地の穴が響く結果となった。

 徳島は前半26分、MF大崎淳矢の右クロスに高崎がヘディングで合わせ、勝ち越しゴール。一瞬の動きでフリーになり、自身2点目を決めた。後半12分にはMF佐々木一輝の左クロスがDFに当たってフワリと浮き、GKの頭上を越えたところをゴール前に詰めていたMF衛藤裕が体ごと押し込んだ。

 3-1とリードを広げた徳島は5バックで守備を固め、大宮の反撃に耐え抜いた。待望の今季2勝目。今季これまでの16試合で4得点だった徳島が1試合で3ゴールを記録し、J1リーグでは初の1試合複数得点となった。

 2ゴールの高崎は試合後のインタビューで「中断明けからそこまで内容は悪くなかったし、あとは結果だけだった。勝ち点3を取れてよかった」とコメント。順位は依然、最下位だが、17位大宮との勝ち点差は7に縮め、残留圏となる15位C大阪とも勝ち点10差。「まだ最下位だけど、まだまだ上位を目指して、一戦一戦がんばっていきたい」と前向きに話していた。


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