ユベントスで入団会見

　マンチェスター・ユナイテッドからユベントスへ移籍したDFパトリス・エブラは、31日に開かれた入団会見でユナイテッドを去った理由や新天地での意気込みなどを語った。イタリアやイギリスのメディアが同選手のコメントを伝えている。

　ユナイテッドはエブラの残留を希望し、インテルへ移籍したDFネマニャ・ビディッチに代わる新キャプテンに任命する考えもあったようだ。

「単純に、個人的な理由によりマンチェスターを去らなければならなかった。リーグ終了の3か月前にほかのクラブと話をすることを要望して、そこにユーベからの話が来た。すべての試合に勝利する文化を持ったクラブだ」

「ユナイテッドは僕の残留を望んでくれていた。信頼してくれていて、キャプテンになることも望まれていた。(ルイス・)ファン・ハールも僕が去ることに残念そうだったけど、僕の心はもう決まっていた」

　4年連続のスクデット獲得が最大の目標となるが、チャンピオンズリーグ(CL)での上位進出も目標の一つだ。

「(目標は)4年連続のスクデットだ。すごく難しいことは分かっているけど、僕はマンチェスターで勝利の文化を学んだ」

「CLでの好成績がクラブの目標の一つだということも分かっている。CLは魅力的な大会だ。僕は4度決勝を戦うことができた。でも、一つの出来事や一つのミスで敗れてしまうこともある。落ち着いて、あまり気を張らずに臨むべきだと思う」

　ユーベでは、ユナイテッドでかつてチームメートだったFWカルロス・テベスと再会することになる。

「カルロスがユナイテッドを去ったときのことは覚えているよ。彼が別のユニフォームを着る姿を見るのは残念だった。彼がピッチ上でもピッチの外でも、ここでどう過ごしているかは見てきた」

「彼は成長したと思う。チームが眠っているときに、目を覚まさせることができる選手だ。今年は一緒にユーベを高い場所へ導こうと話をしたよ」

　ユベントスはユナイテッドMFナニへの関心も噂される。エブラはユーベにナニ獲得を推薦している。

「素晴らしい選手だし、ナニと一緒にプレーできたのは名誉なことだった。ユーベが彼に興味を持っているのなら、素晴らしい補強になるとしか言えないよ」

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