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[総体]“切り札”のセットプレーで2発!立正大淞南が三重海星に逆転勝ち!

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[8.2 全国高校総体1回戦 三重海星高 1-2 立正大淞南高 韮崎中央公園陸上競技場]

 夏の高校サッカー日本一を争う平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技が2日、山梨県内で開幕。1回戦が行われ、11、12年4強の立正大淞南高(島根)が三重海星高(三重)に2-1で逆転勝ちした。

「切り札であるセットプレーで2発。武器は発揮した」。立正大淞南の南健司監督は会心の表情で試合を振り返った。ドリブル、ワンツーで中央を攻略する伝統の中央突破を発揮したとは言い難い。「テンポより破壊」(南監督)という立正大淞南はテーマとしている切り替えの速さで相手を圧倒した試合でもなかった。それでも今年の特長である終盤の走力と勝負強さ、そして“切り札”によってプリンスリーグ中国開幕9連勝中のチームは2回戦へ進出した。

 前半から立正大淞南のセットプレーが海星を苦しめた。8分に右CKからMF上村大悟(2年)が決定的なヘディングシュート。これはゴールライン上で海星MF朴諒樹(3年)にクリアされ、9分に再び右CKからニアで合わせたFW井上直輝(3年)はゴールマウスに阻まれた。

 ただ先制したのは海星。19分、MF村上優太(3年)がPAへボールを入れると、DFに競り勝って走りこんだFW小林賢正(3年)が、飛び出したGKの目前で左足で合わせて先制点を決めた。また相手の素早い攻撃を警戒して守る海星はCB山本裕太主将(3年)が空中戦、カバーリングで存在感を発揮。パートナーのCB森川功大(3年)も集中した守りで跳ね返すなど、立正大淞南の前に立ちはだかった。そして攻撃面でも36分に左サイドを抜け出したMF近藤巨岳が決定的な左足シュートを放ったほか、カウンターから朴が鋭い仕掛けを見せ、MF清水七海(3年)がキープ力を発揮するなど海星も実力の高さを十分に発揮していた。

 それでも後半立ち上がり、立正大淞南がふたつのセットプレーで試合をひっくり返す。まずは4分、右ショートコーナーからMF石丸正太郎(3年)がダイレクトでクロスを入れると井上が右足で同点ゴール。さらに5分には右スローインでスペースを突いた井上が中央へ折り返し、エースFW中島隆司(3年)が自らのシュートのこぼれ球を押し込んで逆転に成功する。

 中島が「一発で刺せる武器がある。これが自分たちの強み」と語り、石丸が「あの一本があるのでどれだけ押されていてもひっくり返せる自信がある」と言い切る立正大淞南のセットプレー。毎年見せている多彩なアイディアとトレーニングで突き詰めて自分たちの武器としている立正大淞南の“切り札”が発動し、試合は2-1となった。

 海星も終盤、交代出場のFW上川泰宏(3年)が仕掛け、ミドルシュートで果敢にゴールへ迫ったが、スコアは動かず。「全国優勝を掲げている」(中島)が大津高(熊本)と戦う2回戦へ駒を進めた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
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