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[総体]大津が長崎海星を5発圧倒!5年ぶりの4強入り!

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[8.6 全国高校総体準々決勝 大津高 5-0 海星高 韮崎中央公園陸上競技場]

 平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技準々決勝が6日に行われ、大津高(熊本)と長崎海星高(長崎)との一戦は5-0で大津が快勝した。大津は7日の準決勝で前橋育英高(群馬)と対戦する。

 悲願の日本一を目指す大津が完勝で準々決勝を突破した。九州勢対決は電光石火の先制ゴールで幕を開ける。前半2分、大津はMF平岡拓己(3年)を起点に右サイドでボールを動かすと、右SB河原創(2年)の右クロスに対してマークを外して中央へ飛び込んだMF坂元大希(3年)が右足ダイレクトで決めて先制点。3回戦で大量6ゴールを奪い、初の準々決勝を戦う海星から先手を取った。

 試合の流れを傾けた大津はここから試合をコントロール。早い段階でFW一美和成(2年)と左MF坂元、右MF古庄壱成(3年)、MF葛谷将平主将(3年)の個性ある4人へボールを入れてそこから攻撃する。18分にはCB倉本龍吾(3年)からのパスを受けた葛谷が左足シュート。24分には右サイドの古庄とのコンビから葛谷が再び左足を振りぬく。

 プレッシャーをかけるもののボールを取り切れず、相手にボールを握られてしまった海星は仙台育英高(宮城)戦で4ゴールを決めているFW平野皓巴(3年)にいい形でパスをつなぐことができない。17分には前線でキープした平野がボランチの位置から飛び出してきたMF永峯慎也(1年)へパスを通すが、これは惜しくもオフサイド。逆に大津は32分にCB野田裕喜(2年)の豪快なスライディングタックルでのインターセプトからボールをつなぐと、バイタルエリアで前を向いた葛谷がドリブルで仕掛けて右足シュートをゴール左隅へねじ込む。

 0-2、シュート1本に終わった前半から巻き返したい海星も後半立ち上がりにラッシュ。開始30秒、MF森岡惇(3年)の左クロスのこぼれ球をMF寺井夢也主将(3年)が右足で叩き、3分には左サイドから斜めにドリブルで仕掛けた平野がDFを振り切って決定的な右足シュートを放つ。だがこれを飛び出したGK井野太貴(3年)に阻まれると13分にも相手の一瞬のミスを突いたMF森田颯(3年)がスライディングでシュートを狙ったが、これも決めきることができない。頼みの平野が大津のMF田原悟(3年)、平岡のダブルボランチと野田、倉本のCBコンビの4人に上手くケアされた海星は追撃することができない。

 逆に後半、倉本、野田の両CBから長いフィードが次々と通る大津は坂元、古庄の両SHがシュートまで持ち込んで攻めると、22分に葛谷の右CKから野田が頭で叩き込んで3-0。「2-0、3-0になったら10番の心臓を止める。そのために2番の時松を入れたのが良かった。今年のウチのパターン」と平岡和徳監督は振り返ったが、ここで“エースキラー”のDF時松拓海(3年)を入れて完全に相手のキーマン・平野の存在を消しに行った大津は、25分にも坂元がドリブルシュートで4点目を奪う。終盤はテンポのいいパス出しを見せる田原中心に最後まで試合を支配。大津は終了間際にも交代出場の1年生MF田中匠が豪快な右足ミドルをゴール左へ叩き込んで5-0で4強進出を果たした。

 阿蘇の麓、熊本県菊池郡大津町から何人ものJリーガーを輩出してきている大津はこれが08、09年に続く3度目の4強進出。平岡監督は「日々進化がウチの目標なので、このゲームでまた子どもたちが成長の速度を加速してくれればいい。県立学校として、土のグラウンドで頑張っている子どもたちがここまで来るということはたくさんの夢や希望を与えるひとつの結果になると思います」。過去は高い評価を得ながらも全国大会でPK戦で姿を消すなど勝負弱いという側面があった。大会直前のプーマカップでは後半足が止まって失点を重ね「平岡先生から喝を入れられた」(葛谷)というが、今大会では2回戦で立正大淞南高(島根)をPK戦で振り切り、3回戦でも初芝橋本高(和歌山)に一度追いつかれながらも振り切った。チームの勢いは上々。葛谷は「まだ2試合もあるんで、まだ上を見ずに次の試合に集中していきたい」と前置きしつつも、「自信があります。この大会はチームが団結してできている。(勝ち進むにつれて)もう一回り団結強くなっている」と手ごたえ。5年前の準決勝で0-1で敗れている前橋育英にリベンジして、初の決勝へ進出する。

(取材・文 吉田太郎)
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