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[総体]通算8ゴールで得点ランクトップ快走の東福岡FW木藤「次、負けたら同じ」

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[8.7 全国高校総体準決勝 東福岡高3-1青森山田高 韮崎中央公園芝生広場]

 無欲に得点王を狙う。東福岡高(福岡)は前半11分、相手DFの縦パスをDF末永巧(3年)がインターセプト。縦パスを受けたFW木藤舜介(3年)がそのままドリブルで切れ込み、左足で流し込んだ。

「トラップがいいところに落ちて、あとはシュートだけだった。思い切り打ったら入った」。今大会通算8ゴール目となる先制点。6ゴールの大津MF坂元大希(3年)に2点差を付け、得点ランキングトップを快走している。

「ノッているのかなとは思う」と、自分自身も今大会のゴール量産には驚きを隠せない様子の木藤。決勝で2点取れば2ケタの大台に乗るが、必要以上にゴールは意識していない。

「意識したら点が取れなくなる。意識せず、チームのためにがんばりたい」と、チームの勝利だけを考えている。17年ぶりの決勝進出。日本一へ王手をかけたが、「次、負けたら同じなので」と頂点だけを見据える。

「あとは何もないので死に物狂いでがんばりたい。決勝とか考えず、勝つことだけを考えたい」。優勝&得点王。手の届くところまできた2つのタイトルをものにするため、残り70分間も全身全霊でプレーする。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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