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海産物売って2648万円!!鳥取が「野人漁師プロジェクト」最終報告

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 ガイナーレ鳥取は8日、5月30日より実施していた「野人と漁師のツートップ プロジェクト」が7月31日をもって受付が終了したことを受けて、最終報告を行った。

 全国からたくさんの申し込みがあったとのことで、申し込み総数は5296口。合計金額はなんと2648万円が集まったという。

 このプロジェクトは今季から鳥取のGMを務めている岡野雅行氏が、チーム強化費の確保に向けて打ち出した企画。全国屈指の水揚げ量を誇る地元鳥取県境港市の漁港に話を持ちかけたところ、「選手獲得資金かぁ。お金はないけど、うまい魚だったら、いっぱいあるで」との返事を得たことから、実現に向け話が進められた。

 企画は各自治体に寄付金を送り、お礼として地元の名産品などをもらえる「ふるさと納税」と同様の方式で実施。全国から1口5000円の寄付を募り、2口以上の寄付には御礼として、境港産の海産物が贈られる方式をとった。「海産物詰め合わせ」「紅ズワイガニ」など、いずれも5000円相当の豪華な品々が御礼品として全国に発送された。

 反響も大きかったことから、多くの寄付金が集まり、実際選手補強も実施。多くのJクラブでプレーした経験を持つブラジル人MFフェルナンジーニョの獲得にも成功している。

 岡野GMは公式HPで今プロジェクトを総括。「たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。皆さんのおかげですごい反響をいただき、本当に良い選手が加入してくれました。リーグ後半戦で巻き返しを図っていきたいです。全47都道府県から申し込みがありました。とてもありがたく思っています。これからもガイナーレ鳥取を気にかけていただけると嬉しいです。皆様のご協力が無駄にならないように最後まで諦めずに頑張ります。今後も応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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