beacon

木島2発も勝ち切れず、讃岐は京都に追い付かれる

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.24 J2第28節 讃岐2-2京都 丸亀]

 J2は24日、第28節を各地で行い、香川県立丸亀競技場では残留を目指す21位のカマタマーレ讃岐がプレーオフ圏内浮上を狙う7位の京都サンガF.C.をホームに迎えた。FW木島良輔の2得点で讃岐が2点のリードを奪ったが、京都が追い付く粘りを見せて試合は2-2の痛み分けに終わった。

 序盤から主導権を握る京都が細かくパスを回して先制点を奪いに行くが、木島を前線に残して守備に重心を置く讃岐守備陣を崩し切れない。その中でも積極的にシュートを狙ったものの、得点を奪うには至らず。対する讃岐は守備に人数を割きながらも、ボールを奪えば縦に速い攻撃で京都ゴールを脅かした。

 スコアが動かないまま時計の針は進んだが、前半終盤に讃岐が試合を動かす。前半42分、FW西野泰正の縦パスに反応した木島が相手DFを置き去りにしてPA内に侵入。2人に囲まれながらも鮮やかなステップで翻ろうして右足を振り抜くと、GKオ・スンフンの脇を抜いたボールはネットに吸い込まれた。ホームの讃岐が1点のリードを奪い、前半を折り返す。

 1点を追い掛ける京都はMF田森大己とMF横谷繁を後半開始と同時に投入して反撃を試みるが、再び木島がスコアを動かした。後半開始直後の後半3分、自陣でボールを奪ったMF小澤雄希がロングパスを前線に送る。ボールを受けた木島が田森との1対1を鋭い切り返しで制すと、角度のないところからゴールにねじ込んでリードを2点に広げた。

 しかし、京都がすぐさま1点を返す。後半6分、左サイドでボールを受けたMF山瀬功治が相手DF2人を振り切ってグラウンダーのクロスを送ると、滑り込んだDFエブソンに当たってコースが変わり、そのままゴールラインを割る。ラッキーな形のゴールで1点差に詰め寄ると、同12分には横谷の左サイドからのクロスをFW大黒将志が左足ボレーで合わせて豪快にネットを揺らし、あっという間に2-2の同点に追い付いた。

 しかし、その後は両チームともに勝ち越しゴールを狙ったものの、スコアは動かず。2-2の引き分けに終わり、讃岐は3試合ぶり、京都は2試合ぶりの勝ち点3を逃した。


▼関連リンク
[J2]第28節 スコア速報

TOP