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俊輔CKから2発!!横浜FMはAT下平劇的弾で仙台下す

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[8.30 J1第22節 仙台1-2横浜FM ユアスタ]

 横浜F・マリノスが敵地でベガルタ仙台を2-1で下した。1-1で突入したアディショナルタイムにDF下平匠が今季初ゴールとなるヘディングシュートを決めて、劇的勝利を飾った。

「ウチは高い選手が多いから、そっちにマークが集中する。僕のところが空くかなと思っていた」。今季よりマリノスに加入した下平。うれしい移籍後初ゴールが劇的な決勝戦となったが、ヒーローインタビューに答えた25歳は、終始落ち着いた表情で淡々とゴールシーンを振り返っていた。

 試合もまずは横浜FMが動かした。前半18分、右サイドからのCKを獲得すると、MF中村俊輔のクロスにDF栗原勇蔵が打点の高いヘディングで飛び込み先制点。敵地で幸先よく先制に成功した。

 しかし連敗は避けたい仙台も前半31分に試合を振り出しに戻す。GK榎本哲也のパンチングが中途半端になり、裏に居たMF太田吉彰まで流れてしまう。太田は素早く中に折り返すと、DF菅井直樹がスライディングで押し込み、前半のうちに仙台が追いついた。

 そして決勝点は勝ち点1ずつを分け合うかと思われた後半アディショナルタイムに生まれる。横浜FMは右サイドからのCKを獲得すると、中央に走り込んだ下平がヘディングシュートで合わせる。俊輔の寸分狂わぬプレースキックが、この日もマリノスを勝利へと導いた。

 怪我人に苦しむ横浜FMだが、全員サッカーでこの苦境を乗り切ろうとしている。「誰かがいなくなってダメになったらダメだと思う。まだまだ上に行けるチャンスはある。本当にチーム一丸となって上を目指していきたい」(下平)。3連勝のチームは再び上位追撃態勢を整えた。

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