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[特別鼎談] FP佐藤×FP滝田×FP仁部屋「フットサル日本代表をよろしくお願いいたします!!」

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 フットサル日本代表は1日から4日まで、エコパアリーナでトレーニングキャンプを行った。合宿後、AFCフットサル選手権に出場したFP佐藤亮(大阪=写真右)、FP滝田学(町田=写真中央)、FP仁部屋和弘(大分=写真左)の3選手が緊急集合。4か月ぶりの代表合宿を振り返り、新たに代表に招集された3選手の印象などを、ざっくばらんに語ってくれた。

以下、鼎談
―4か月ぶりの代表活動を終えました。今回の合宿はどうでしたか?

仁部屋「今回は初招集の選手がいっぱいいたので。彼らと合わせるというか、自分たちは引っ張る立場だったので、そういう部分ではもっとやらなきゃいけなかったかな、と思います。だから、個人的には反省が残っていますね」

佐藤「まぁ、久しぶりに集まって、昨年は僕自身、国内合宿にあまり参加できなかったので。チームのやり方を再確認できましたね。あと、新しい選手も入って、僕も結構、年長の方に入って来たんで…」

滝田「十分、年長ですよ(笑)」

仁部屋「何を言っているんですか、いまさら(笑)」

佐藤「いやいやいや、気持ちは一番下なんですけど…」

滝田「えっ? それじゃあダメでしょ」

佐藤「今回の招集レターは、(森岡)薫くんの次に、オレの名前があった」

滝田「そうですよね? で、星(翔太)くんで、次に俺の名前だった」

佐藤「だから、新しい選手と今までいた選手のコミュニケーションを大事にして、この合宿に取り組んできました」

―そのコミュニケーション、練習では滝田選手が新しい選手によく声を掛けていましたね。

滝田「そうですね。話していましたよね」

仁部屋「でも、ただのヒゲです(笑)」

滝田「(笑)。まぁ、仁部屋とも話していたのですが、ちょっと新しい選手が入ったり、久しぶりだったり、いろいろな要因があったんですけど、ちょっとフワーッとしてしまった部分が最初はあったのが気になりましたね。『集まって、ここから行くぞ! という意味も含めた合宿』と(監督に)言われていたので、あまり問題ないかなとも思っていたんですけど、そこを締めるのが僕らの世代とか、アジア選手権に出たメンバーの役目だと思うので。最終日は締まっていたと思いますし、良くなったのかなと思います」

―2日目の午前までは名古屋の選手たちも別メニューでしたし、難しかったですね。

滝田「そうですね。でも、それも代表なので」

―今回、新たに3選手が加わりました。個人的には加藤選手が一番すんなりと求められることをやっていたかな、と思うのですが、3選手について印象については?

佐藤「Fリーグで見ているプレーを、そのまま(加藤は)合宿でも出していたなと思いますね。裏への飛び出しとか、1対1のサイドの勝負っていうのは、すごい積極的に仕掛けてやっていたと思います。そういう意味でやりやすいし、イメージ通りですね。僕は一緒のセットでプレーしましたけど、やりやすかったですね」

滝田「(星)龍太は、世代別代表であったときと、印象は変わりません。名古屋でも地位を確立して試合に出ているし、フィジカルに特徴ある選手であることは理解している。そこに関しては、あまり変わった印象を受けることはなかったですね。新人っていう感じはしていなかった。キャラクターも良いですし」

―同じポジションという点では?

滝田「間違いなく求められることは一緒だと思います。僕と龍太を比べたら、龍太の方が規格外に強いので…。今までは代表にあまり呼ばれていませんでしたけど、そういうポテンシャルは持っているなと意識している部分があったので、ライバルと言えばライバルですし、フィクソの能力で言えば、見ていてすごいなと思いますよね。負けたくない気持ちはありますが、フィクソとしても一緒に頑張れたらと思います。一緒に頑張ろうって、ちょっと調子に乗り過ぎかな(笑)? でも、本当にすごい選手です」

佐藤「仁部屋先輩は、どうでしたか?」

仁部屋「ピッチでのことは、何とも言えませんが、とりあえずピッチ外ではみんな優しかったですね」

滝田「確かに。とんがっている選手はいなかったね」

仁部屋「うん。だから、楽しかったです。みんなご飯のときとかも。とくにミヤ(笑)」

―『カレーライス』が言えないらしいですね?

仁部屋「いや、すごかったですね。それも含めて面白かったです」

佐藤「滑舌が悪すぎて、『カケレライス』みたいになるんだよね(笑)」

仁部屋「はい。そんな感じです(笑)」

ミゲル・ロドリゴ監督はアジア選手権に出たメンバーで10月のブラジル遠征に行くと話していました。となると、3人はブラジルに行くことになると思います。そこへの意気込みを?

仁部屋「勝てていないのでね。昨年、出場したときは1勝もできなかったので。とりあえず、もう勝つことを意識してプレーする。それだけです」

佐藤「間違いないです。2年後のW杯を意識してっていうか、より世界と戦えるように。いい物差しになると思うので、結果にこだわってやりたいです」

滝田「まだ対戦相手も分からないですし、出場メンバーも分からないので何ともコメントしがたいですが、やっぱり勝ちたいですね。前回もアジアチャンピオンとして行っていますし、今回もチャンピオンとして行けるので。そこは自信を持って行きたいです。でも、やっぱり代表は楽しいですよ。モチベーションも、レベルも高いし」

佐藤「いい刺激になるのは、間違いないです」

仁部屋「それは間違いないです。ここにまた来るためにも、Fリーグで頑張ります」

滝田「みなさん、フットサル日本代表をよろしくお願いいたします! そして、Fリーグを見に来てください!! 取材も来てください!!」

仁部屋「僕は自分からも情報を発信しますので、見てください! Twitter(アカウントは@KAZUHIRONIBUYA)ブログ『和』フェイスブック、すべてやっているので、お願いします!!」

滝田「僕ら全員、ぜひ、フォローしてください!!(滝田学=Twitter(アカウントは@takita_manabu)ブログ『タキタとマナブ』フェイスブック、佐藤亮=Twitter(アカウントは@toru_sato22)ブログ『原点』フェイスブック)」

仁部屋「仁部屋和弘を、お願いいたします!!」

滝田&佐藤「おまえだけじゃねーよ(笑)」

仁部屋「この記事のタイトルも、それでお願いします。『仁部屋和弘をお願いしまーす!!』で(笑)」

(取材・文 河合拓)

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