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群馬に勝利の横浜FCは今季3度目の連勝で13戦無敗

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[9.6 J2第30節 横浜FC1-0群馬 ニッパ球]

 J2は6日、第30節を各地で行い、10位の横浜FCはホームのニッパツ三ツ沢球技場で19位のザスパクサツ群馬と対戦。試合は1-0で横浜FCが勝利した。FW三浦知良は4試合連続でベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

 横浜FCは前節負傷したDF市村篤司に代わり、小池純輝が右SBに入り、左SHにMF内田智也が8試合ぶりに先発出場した。対する群馬は3人を変更。FWエデル、負傷のMF坂井洋平、出場停止のDFクォン・ハンジンに代わり、FW平繁龍一、MF黄誠秀、DF有薗真吾が先発に名を連ねた。

 序盤から横浜FCはボールを保持するものの、ブロックを敷いてスペースを消す群馬を崩せない。逆に前半20分には群馬が速攻から、MF小林竜樹、MF青木孝太とつないだボールを、攻撃参加したDF瀬川和樹がシュートしたがDFにブロックされる。同25分にも左SB瀬川のクロスがゴール前に入り、こぼれ球を平繁がシュートしたが、右に外して決定機を生かせない。

 横浜FCもようやく前半29分、MF寺田紳一からのロビングのボールを受けたMF松下年宏から内田を経由して小池にパスが通る。右サイドから小池が折り返したボールに、PA内まで走り込んでいた松下年が飛び込んだが、シュートは右に逸れて行った。

 少しずつゴールに迫る横浜FCは、前半39分に先制点を挙げる。左サイドからDF中島崇典が上げたクロスに松下年が飛び込む。左足からのシュートはGK富井大樹に弾かれたが、こぼれ球をMF野村直輝がゴールに押し込み、1点をリードして前半を折り返した。

 後半の立ち上がり3分にも横浜FCは、パス回しで守備を崩し、PA内でフリーになった野村がシュートを放ったが枠に飛ばせない。その後も横浜FCは、前半よりボールを奪いにくるようになった群馬から、何度かチャンスをつくったが、追加点を挙げられないまま時間が推移した。

 互いにチャンスのないまま試合は進む中で、後半34分に群馬は小林が強烈なシュートをゴールマウスに飛ばしたが、GK南雄太の好セーブに阻まれた。同39分に群馬は最後の交代枠でDF青木良太を下げ、MFカイケを投入。18歳のブラジル人をトップ下にした4-3-1-2に布陣を変更した。しかし、チャンスらしいチャンスはつくれずにタイムアップ。横浜FCは今季3度目の連勝で13試合無敗に。一方の群馬は3連敗で5試合未勝利となっている。

(取材・文 河合拓)

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