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[AFC U-16選手権]オーストラリア戦に臨むU-16日本代表、準々決勝への自信、弾みとなる試合を!

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 U-17W杯チリ2015の出場権を懸けたAFC U-16選手権タイ2014に臨んでいるU-16日本代表は10日、グループリーグ最終戦でU-16オーストラリア代表と戦う。

 日本は香港との初戦を2-0、中国との第2戦を3-0で2連勝。すでにグループBの2位以内と、準々決勝進出を決めている。日本と同じく開幕2連勝、総得点5、失点ゼロのオーストラリア戦はグループ1位を懸けた戦いだ。すでにグループリーグ突破を決めている日本だが、“消化試合”ではない。オーストラリアに勝ってグループ1位で突破すれば、準々決勝(U-17W杯出場決定戦)でグループAの2位と対戦。だがグループBで2位に終わると、大一番でグループAの首位チーム(第2節終了時点では韓国)と対戦することになる。それだけにオーストラリア戦ではいい内容で勝利をおさめてグループ1位を勝ち取り、自分たちのサッカーにより自信を持って準々決勝を迎えたいところだ。

 吉武博文監督も中国戦直後に「オーストラリアとは4年前、94JAPANの時に引き分けて、グループ1位を取られています。その時は0-0だったので、今回は得点を取りたいですし、無失点に抑えたいなと思います」と意気込んだ。当時は現U-21日本代表のDF植田直通やMF秋野央樹、現U-19日本代表のMF松本昌也やFW高木大輔らが先発。今回同様にともに2連勝で決勝トーナメント進出を決めた同士となった戦いで植田らがオーストラリア攻撃陣を無得点に抑えたが、相手をシュート数で上回りながらも1点を奪うことができずに0-0で引き分け、総得点の差で2位に終わっている。

 その大会はイラクとの準々決勝でFW南野拓実が2ゴールを決めてU-17W杯出場を決めているが、今回はグループ1位を勝ち取り、いい状態で準々決勝を戦って、また白星をおさめるつもりだ。現在のところ、今大会では2連勝こそしているものの、選手間の距離感が遠い影響でスピーディーにボールが動かない時間帯があるなど、反省点がある。また中国戦では3-0としながらも、その後相手のしたたかな攻撃の前に決定機をつくられるなど、課題となっている大局観の無さが出た。それだけに同じことを繰り返さずにオーストラリア戦の勝利を目指す。2試合連続ゴール中のMF菅大輝(札幌U-18)は「日本らしい試合をして勝って1位通過したいと思います」と語り、FW斧澤隼輝(C大阪U-18)は「オーストラリアと勝ち点、得失点差も一緒なので、オーストラリアに対してもこの試合(中国戦)のように相手よりも走ってたくさん点取って勝ちたいと思います」と誓った。

 敵陣でボールを保持し、連動した崩しで相手の急所を突く回数を増やす。そしてボールを失ってもすぐに奪い返して攻撃を繰り返していく。U-16日本代表は初戦と第2戦で先発11人全員を入れ替えて、アジア舞台で22名の選手たちが先発出場の経験を積んだ。オーストラリア戦では唯一出場していないGK井上聖也(C大阪U-18)の先発が予想されるほか、疲労も考慮しながらベストの11人がピッチに立つことになるだろう。初戦で先制ゴールを決めた左SB堂安律(G大阪ユース)やMF佐々木匠(仙台ユース)らが全員で戦い、準々決勝へ弾みをつける試合にする。

[写真]初戦で決定機をつくり出した佐々木らU-16日本代表が全員でオーストラリア撃破を目指す


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