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前半で交代の大迫「もう少しやりたかった」

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[9.9 キリンチャレンジ杯 日本2-2ベネズエラ 日産ス]

 悔しい途中交代となった。5日のウルグアイ戦(0-2)では出番がなく、先発でアギーレジャパン初出場となったFW大迫勇也(ケルン)はハーフタイムに交代した。

 3トップの中央に入り、191cmのDFオスワルド・ビスカロンドと何度も競り合うなど前線で体を張った。前半28分、DF吉田麻也からのクリア気味のロングボールをしっかりとキープし、自らロングシュート。同38分にはMF柴崎岳の縦パスをワンタッチで落とし、DF森重真人のスルーパスからFW柿谷曜一朗がGKと1対1の絶好機を迎えた。

 前半唯一の決定機を演出した大迫だが、全体的には周囲のサポートの距離が遠いこともあり、前線で孤立する時間も目立った。結局、シュート1本のまま、0-0で折り返した前半だけでピッチを退いた。

「ポゼッションがチームとしてうまくいっていなかった。3ボランチの位置が低かったし、後ろでつなごうとしたとき、タイミングよく絡めなかった。難しいところもあったけど、後半になったら絶対にスペースができるし、違った展開になると思っていた」

 ハーフタイムでの交代を悔やんだ大迫は「もう少しやりたかった」と本音を吐露。「切り替えるしかない」と悔しさを押し殺した。

(取材・文 西山紘平)

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